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テック 2019.09.02

もはやアイアンマンの世界、AR機能付きヘルメットが開発中

米企業Hypergiant Industriesは、AR機能付きヘルメットを開発しています。「Project Orion」と名付けられたヘルメットは、視野角200度、5Kの解像度の映像をヘルメット前面に投影します。視界で捉えた映像についてリアルタイムに物体検出を行い、その結果をヘルメット越しに確認することもできる、とのこと。

様々な環境も本ヘルメット1つで対応

このヘルメットは、兵士、消防士、警察や救助隊などが利用することをターゲットとしているとのこと。夜間での暗視モード、サーモグラフィモードなど、その他にも複数の視界のモードを切り替えることが可能となっています。

ヘルメットに映るインターフェースは、手の動きやジェスチャーによって操作する仕様とのこと。ヘルメットには通信機能も設けられており、GPSなどの情報の他に、自身以外の隊員が取得したデータも確認することが出来ます。情報共有を助ける働きもあります。

政府機関と協業しながら開発を進行

「Project Orion」の開発を進めるHypergiant Industriesはテキサスに拠点をおく技術開発企業です。航空宇宙産業や軍需産業に携わっており、元空軍大佐や元宇宙飛行士らを顧問としてかかえています。「Project Orion」については現在、政府機関と協業しながら開発を行っているとのこと。

「Project Orion」は現在はまだプロトタイプではあるものの、協業者らに使用してもらいながらフィードバックを得ている最中とのことで、ソフトウェア・ハードウェアの両面について改良を続けながらも、2020年には生産体制に入ることを目指している模様です。

(参考)Inverse


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