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テック 2022.04.26

日本発のARクラウド開発プラットフォーム「Pretia」が正式提供開始 スキャンからコンテンツまでサポート 個人は無料

4月26日、プレティア・テクノロジーズ株式会社より、ARクラウドプラットフォーム「Pretia」の正式ローンチが発表されました。個人開発の場合は無料で利用可能です(法人利用の場合は要問い合わせ)。

「Pretia」は、ロケーションベースのARコンテンツを簡単かつ手早く開発できるクラウドサービスです。現実空間をマッピング(点群データ化)する3Dスキャナアプリと、マッピングデータとアプリ、開発メンバーを管理する開発者コンソール、Unityでコンテンツを開発するための「Pretia SDK」、の3つを提供するソリューションとなっています。

利用方法はシンプルです。まずは開発者コンソールでアプリを作成し、同時接続人数などを設定。次に、3DスキャナアプリでARコンテンツを設置したい場所をスキャンし、マッピングデータを作成・アップロードを行います。そして、開発者コンソール上で、アプリとマッピングデータを紐づければ、開発の準備は完了。あとはUnityに「Pretia SDK」をインポートすれば、マッピングデータをプロジェクトへインポートすることが可能です。

筆者は一連の工程を簡単な点群データで体験しましたが、開発者コンソール上でのアプリ登録から、Unityへの点群データインポートまで30分程度で完了しており、各工程の操作もわかりやすいものでした。一連の作業は現地で一括で行うことも可能な一方、スキャン作業は現地で、アプリとの紐づけや実際の開発は在宅で行うといった分担作業も可能です。

「Pretia」は、日本語に加えて英語にも対応しており、リリース時点で北米へも展開します。さらに今後はヨーロッパへの展開も計画しています。正式ローンチ後も研究開発を行い、自己位置推定の精度向上やユーザー体験の改善、新たな機能追加を進めていくとのことです。

(参考)プレスリリース


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