フランスのスタートアップPollen Roboticsは、同社が開発を進めているロボット「Reachy」が、VRヘッドセットとハンドコントローラーを使用して、操作が可能になったことを発表しました。
「Reachy」は1年前のCES2020で初披露されたオープンソースの人間型ロボットです。R&Dからフードサービスまで、様々な用途に対応しています。公開された映像からは、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)とハンドコントローラーの動きに、ロボットの頭部と手の動作が連動する様子などが確認できます。
VRヘッドセットと「Reachy」がペアリングした後は、ヘッドセットのディスプレイには、ロボットの内蔵カメラからの映像が表示されるとのこと。いわゆるテレイグジスタンスを実現しています。“遠隔操作メソッド”は、繊細な動きが要求されるタスク向けに「Reachy」を教育する際にも役に立つと、米Engadgetは評しています。
Pollen Roboticsは、VR対応のほかにも、「Reachy」のカメラとプロセッサーがアップグレードしたことも発表しています。なお、「Reachy」は頭、手、胴体などがモジュール化されており、モジュールの組み合わせ3プランが用意されています。用途に応じて組み合わせての購入が想定されているようです。
(参考)Engadget