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VRヘッドセット 2022.11.02

新型VRヘッドセット「Pimax Crystal」の詳細情報が公開 価格は当初より引き下げに

中国のPimaxは、一体型VRヘッドセット「Pimax Crystal」の詳細を発表しました。従来モデルのようにPCと接続して使用できるだけでなく、Meta Questのようにデバイス単体でもVRを体験可能です。

価格は以前、1,900ドルでしたが、今回1,599ドル(約23万円)に引き下げられたことが告知されています。

「Pimax Crystal」は片目2,880×2,880の解像度に加えリフレッシュレート160Hz、アイトラッキング(視線追跡)機能を搭載。SoCには「Snapdragon XR2」を採用しており、バッテリーは取り外し可能となっています。PCとの接続は、付属する長さ約5mのDisplayPort(1.4a)ケーブルで行い、無線での接続も可能です。

ディスプレイとユーザーの眼の間にあるレンズは交換式(35PPD/42PDD)となっており、このレンズに応じて視野角は対角140度または120度が選べます。以前の発表時、レンズはネジ固定式でしたが、今回、マグネット着脱式に変更されたことが発表されました。より取り換えが簡単に行える形です。

また「Pimax Crystal」は「Pimax Vision 8K X」と比べて前面部が小型化されているほか、全体的に軽量化されているとのこと。内部構造のアップグレードと素材の選択によって実現したそうです。

IPD(瞳孔間距離)は57mmから71mmの間で調整可能。手動調整のほか、自動調整機能も導入されており、「Pimax Crystal」がアイトラッキングとフェイストラッキングを使用して、利用者に最適なポジションに設定します。

オーディオはオフイヤー形式となっており、耳から少し離れた場所にスピーカーが位置する仕組みです。オーディオ用のチップを内蔵しており「DTS」規格をサポート。空間オーディオ機能にも対応します。コントローラーのデザインも公開され、Meta Questシリーズに似たデザインのようです。

発表では「Pimax」での使用を想定したPC「Pimax PowerStation」も発表されました。NVIDIAの「GeForce RTXシリーズ」を搭載可能で、「Pimax Crystal」が対応する、60GHz帯を使用した高速無線通信規格「WiGig」のエミッターも実装されます。

(参考)PimaxYouTube


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