5月15日、Oculusの創業者であるパルマー・ラッキー氏は自身のTwitterに「Appleのヘッドセットはとてもいい(The Apple headset is so good.)」と投稿しました。Apple主催の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference」が米現地時間の6月5〜9日に迫る中、同社初となるVR/ARヘッドセット製品の発表はあるのか。関係者の期待が高まっています。
Apple社VR/ARデバイスの感想か?
パルマー・ラッキー(Palmer Luckey)氏は、未発表のApple社製ヘッドセットに関する感想をTwitterに投稿しました。どういった経緯で公開されていない製品に触れたかなど、詳細な経緯は明らかにされておらず、本記事執筆時点で投稿の真偽は不明です。
The Apple headset is so good.
— Palmer Luckey (@PalmerLuckey) May 14, 2023
同氏は2012年にOculusを創業。Oculusはクラウドファンディングでの記録的な調達や2回の開発者版リリースを経て、2014年にFacebook(現Meta)によって20億ドルで買収されました。その後、“Oculus”はプロダクト名や部署名としては一度消滅。プロダクト名は「Meta Quest」シリーズに変更されていました。しかし2023年、MetaはVRゲーム開発者支援プログラムを「Oculus Publishing」と名付け、“Oculus”の呼称を復活させています。
なお、ラッキー氏は2017年に当時のFacebookを解雇され、現在はセキュリティや軍事・防衛製品に特化したスタートアップAnduril Industriesを経営しています。
6月開催イベントに注目が集まる
これまでAppleはVR/ARデバイスを発表していません。一方でVR/ARデバイスのUIに関する特許をいくつか取得しており、その技術を活かしたデバイスの登場が期待されてきました。
同社は米現地時間の6月5〜9日に開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference 2023 (WWDC23)」の開催を予定しています。米メディアを中心に「WWDC23にてApple製VR/ARデバイスが発表されるのでは」と噂されていますが、当日まで確かな情報は存在しません。多数の業界関係者がAppleの動向に注目しています。
(参考)Apple、Road to VR
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