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投資 2018.12.13

スマートグラス開発のODG、特許含む資産売却を準備中か

スマートグラスの開発を手掛ける企業Osterhout Design Group(ODG)が、スマートグラス関連の資産の売却準備を進めていることが判明しました。米メディアUploadVRが報じているもので、売却が予定される資産には、ODGが保有する特許も含まれています。

売却後のODGの動向は不明

ODGは、1999年にサンフランシスコで設立されました。ODGは設立以降、サーバーや小型ドローン、暗視ゴーグルといった様々なハイテク製品を開発してきました。近年は、スマートグラスにも注力しており、6DoF(前後上下左右、自由自在に動かすことができる)のトラッキングや、広い視野角(FOV)を実現したスマートグラスR-9の開発を進めていました。

売却される資産の詳細は、出品される特許の数などを除き詳細は明らかになっていません。今回の資産売却を担当するHilco Streambankの告知サイトに、R-9の画像を使用したスマートグラス関連特許の売却情報が掲載されていることから、R-9の開発は中止されると推測されます。

今回売却が予定されている資産の内訳は、以下になります。

売却予定資産

・107点の特許

・特許査定中の特許16点

・出願中の特許83点

・存続期間が満了したものの、以下の国や機関に再出願可能な特許71点(アメリカ、ヨーロッパ、中国、WIPO、OHIM)

・登録商標

・事業に関連する有形固定資産

開催日時

今回の資産売却は2019年1月に行われます。開始日時は、東部標準時(EST)の1月15日正午(日本標準時(JST)16日午前2時)です。

2018年6月以降、会社が運営するTwitterやFacebookのアカウントの更新がストップするなど、ODGの社内の状況には注目が集まっていました。ODGの公式サイトで行われているR-9の予約受付は12月現在、申し込み可能な状態が継続しています。

(参考)UploadVR


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