Oculusが5月1日(日本時間5月2日)に発売された一体型VRヘッドセットOculus Go。PCもスマートフォンも使わない一体型VRヘッドセット、しかも日本円での価格が23,800円(税込、送料込)からと非常に注目が集まっています。購入は公式サイトからのみ可能です。
購入検討中の方へのOculus Goの概要をまとめた記事はこちら
本記事ではさっそく開封の様子とセットアップを紹介します。セットアップにはWi-Fi環境とBluetoothをONにしたスマートフォン(iOS、Android)が必要になります。所要時間は5〜10分ほど。
手軽さが取り柄のデバイスなだけにセットアップもあっさりと終わります。特にアカウントやWi-Fiのパスワードなど、VR内だと文字を入力するのが厄介な部分が全てスマートフォン側で処理できるため、ストレスがかからずに設定できる点が非常に印象的です。
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開封、コンパクトなパッケージ
VRヘッドセットの箱は本体サイズに比べて大きいものが多くなっていますが、Oculus Goの箱は比較的コンパクトにまとまっています。
内容物は
・VRヘッドセット
・コントローラー
・コントローラー用ストラップ
・USBケーブル
・眼鏡スペーサー
・単3乾電池1本
・レンズクリーナー
眼鏡スペーサーの使い道
眼鏡スペーサーというのは、眼鏡を着用している人が、ヘッドセットのレンズと眼鏡のレンズが当たらないようにするための「下駄」のようなパーツです。筆者は眼鏡を着用していますが、VRをヘッドセット装着時にレンズ同士が当たらなかったため、スペーサーはつけませんでした。各個人試してみてから換装すると良いでしょう。スペーサーにより、ごくわずかにレンズと眼球の位置が遠ざかるため、気づかないレベルですが視野角が狭くなります。
スペーサーをつけるためには、顔に当たるフェイスクッションをはずし、レンズの周りに固定しているプラスチックパーツを取り外します。
(眼鏡スペーサーをつける直前。左下にある2つのパーツがレンズ周りにあるフェイスクッションの固定パーツ。右上が眼鏡スペーサー、右下がフェイスクッション。
眼鏡スペーサー、フェイスクッション、固定パーツの順に換装していきます。はずす時はその逆です。)
充電の際はACアダプター(別売)が必要
充電する際は本体の左側面にあるマイクロUSBポートにUSBケーブルをさして充電します。フル充電は3時間ほど、電源を入れていれば天頂部のLEDランプが充電中はオレンジに、充電完了時はグリーンに光ります。
米国以外はACアダプターが付属しないため、USBメスのポートを備えたACアダプターを別途用意する必要があります。最適なアダプターは「10W(5V 2A)のACアダプター」とされています。スマートフォン用の充電用に付属するACアダプターでも条件を満たしているものが多くあります。USBケーブルをPC等に挿した場合は電圧が足りずに充電に時間がかかる場合があるため、ACアダプターの小さい文字をよく読んで確認することをオススメします。
ACアダプターをもっていない際は、Amazon等でも数百円から販売されています。5V、2Aのアダプターを探すと良いでしょう。
セットアップにはスマホを使用
Oculus Goのセットアップはスマートフォンを使用し、Bluetoothで接続して進めていきます。
1.ストアから「Oculus」アプリ(iOS、Android)をダウンロードします。
2.起動するとまずはアカウント登録から。Facebookアカウントを使うか、Oculusのアカウントを作成することもできます。
3.Oculus Goの電源ボタンを長押ししてONにすると、スマートフォンがOculus Goを検出します。
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4.Wi-Fiのネットワーク設定もスマートフォン経由で行います。(環境変化時は再接続の必要性あり)
5.コントローラーも電池を入れてボタンを押せばすぐに接続が完了します。
6.最後に使用上の注意事項が表示されます。13歳以上対象、スペースの確保、適切な酔わないコンテンツ選びなど重要なものばかりで、ムービーも再生しないと先に進めません。
これでセットアップは終了となります。スムーズにいけば所要時間は5分ほど。ヘッドセットを被って操作のチュートリアルを済ませましょう。
アプリの購入やアカウント変更などのややこしい操作は「Oculus」アプリを通して行うことができます。購入済のアプリのインストールや、すでに登録済みのカード情報などを使っての購入はOculus Goを被ったホーム画面でも可能です。
ホーム画面でできることも
こちらがホーム画面です。下に見えるランチャーがメニューになっています。アプリ起動中にホームボタンを押した際にもこのランチャーが表示されます。
ナビゲーション
・ホーム:ホームに戻るメニューです。コントローラーのホームボタンでも同じです。
・ライブラリ:インストールされたアプリ一覧や購入済で未インストールのアプリなどを一覧で見ることができます。ダウンロード、インストール、アンインストールもこちらから行います。
・ストア:アプリストアであるOculus Storeに接続します
・ブラウザ:ウェブブラウザです。
・検索:アプリなどを検索します
・ギャラリー:画像や360度静止画・動画を見ることができます。Oculus Goに保存したファイルだけでなく、接続したスマートフォンやFacebook、Instagram、Dropboxのコンテンツも閲覧ができます。360度コンテンツは全天球で再生されます。スマートフォンの写真を見るためには、「Oculus」のスマートフォンアプリ側の設定で「カメラロールへのアクセス」をONにしなければいけません。
参加者:友達やグループなどのソーシャル機能のメニューが揃っています。
シェア:スクリーンショットの撮影や録画、ライブストリーミングが可能です。
お知らせ:通知が表示されます。
設定:各種設定を行います。