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業界動向 2019.08.14

Oculus最後の共同創業者、フェイスブックを去る

Oculusの共同創業者で、フェイスブックのVR製品部門のトップを務めるネイト・ミッチェル氏が、同社を退職したことが判明しました。この事実は、ミッチェル氏が海外掲示板Redditに投稿した声明によって明らかになりました。米メディアUploadVRによれば、フェイスブックもミッチェル氏の退職を正式に認めたとのこと。

最後の共同創業者

Oculusは、2014年にフェイスブックに買収されました。詳細な買収額は不明ですが、20億ドル(約2120億)以上の規模と報じられています。

ミッチェル氏は、2019年8月時点でフェイスブックに在籍している最後のOculusの共同創業者でした。Oculusの共同創業者は、元CEOパルマー・ラッキー氏が2017年、ブレンダン・イリベ氏が2018年、マイケル・アントノフ氏が2019年5月にそれぞれ退職していました。

ミッチェル氏の声明

本日は、コミュニティにとって悲しいニュースをお伝えしなければなりません。(創業時から)7年を経て(※)、私はOculus/フェイスブックから去る決心をしました。

我々がKickstarterを開始した2012年当時、VRはほとんどSF世界の存在でした。皆様の反応の程度や、25万ドルという最初の目標額が達成できるかは不透明でした。ですが、世界の皆様から構成されたこのコミュニティは、VRの実現に向けてサポートしてくれました。現在VRが人々の毎日に影響を与えることができているのは、皆様のおかげです。

VRは依然として最先端技術の範疇であり、コミュニティはその先を切り開くパイオニアです。先に何があるかは謎であり、それがエキサイティングなのです。大胆さと共に、未来を追い続けてください。

私個人の次のステップとしては、休息のために家族と共に旅行に出る予定です。もちろんコミュニティの一員としては残りますが、より小規模な役割に就くことになるでしょう。

私は、フェイスブックのVR開発チームが、次世代プラットフォームを構築するというミッションの途上で、私たちを驚愕させ、喜ばせ続けてくれることを期待しています。私は次にフェイスブックのチームからリリースされるものを目にするのが待ちきれません。

皆様、あなた方の情熱と想像力に敬意を評すると共に、不可能を信じてくれたことと、我々全員をインスパイアしてくれたことについて、感謝を申し上げます。

7年間ありがとうございました。

(※:Oculusは2012年創業)

(参考)UploadVR


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