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脳波でVRを操作できるって本当? 話題のデバイス「NextMind」を試してみた

「脳波でマシンをコントロールする」と聞いて、皆さんは何を想像しますか? 筆者は「機動戦士ガンダム」シリーズのサイコミュを連想します。しかしこれらの技術はフィクションの産物であり、まだまだ実現には程遠い……そう考えていました。

しかし、脳波コントロールデバイスは、すでに現実のものとなりつつあるようです。フランスのスタートアップから誕生したNextMindもそのひとつ。脳の視覚野の電気信号を読み取ってコンピューターを操作するこのデバイスは、先日よりAmazonでも取り扱いがスタート。一時は品切れになるほどには注目を集めています。

この「NextMind」がMogura編集部に届いたという話を聞きつけ、筆者も急遽体験しに行きました。本記事では、脳波デバイス「NextMind」を体験……というより“格闘”した記録を記していきます。

「えっ? 本当にこれだけ?」とてもシンプルな中身

まず、箱を開けて最初に見えるのがデバイス本体。「LET YOUR BRAIN TAKE CONTROL」というメッセージも相まって、若干の怪しさも。

内容物はデバイス本体と、頭部に固定するためのベルト。これに加えて充電用のUSBケーブルも付属しています。このパーツはカスタネットのような構造になっており、ベルトと合体できます。構造は拍子抜けするほどシンプルです。

実際に装着した様子はこのような感じ。本体部分は後頭部に密着するようにします。デバイス自体はとても軽く、感覚としてはハチマキを巻いているぐらいの軽さです。

……と、デバイス自体の見た目はかなりシンプルで、際立って特別ところは見当たりません。「本当にこんな単純な見た目のデバイスで脳波をキャッチできるのか……?」と疑ってしまうほどでした。

「脳波」をBluetoothでトラッキング?

次に公式サイトからソフトウェアをインストールし、デバイスのセットアップへ。本体とPCをBuletoothで接続。電源ボタンの長押しだけで簡単です。余談ですが、「脳波ってBuletoothで渡すんだ……」と感心してしまいました。

このNextMindは、脳の視覚野の電気信号を読み取り、PCなどへの入力信号へと変換するという仕組みになっています。本体には9つの電極が搭載されており、後頭部から電気信号をキャッチします。この電極の位置を調整し、ちゃんと信号を拾えるようにする必要がある、というわけです。

実際にやってみると、この調整がかなりシビアで、位置はもちろん、密着具合もかなり重要なのか、ベルトはかなりキツめに締める必要がありました。


(PCにも脳のイメージ図が浮かんでいました)

次に待ち受けていたのは「脳波トラッキング」。あまりにも耳慣れない作業ですが、NextMindをちゃんと動かせるようにするための調整工程です。

やり方としては「無数の点だらけの枠の中で、三角形を描くように動く点を、集中しながら、しかしリラックスするように見続ける」というものなのですが……なかなかにうまくいかない。何度やっても、結果は5段階評価中の1(最低値)となり、心が折れかけました。

……が、何度か調整していくと、なにか「的の中心に入る」ような感覚をおぼえ、その瞬間に視界の中央に鮮明な三角形が見えるように。「ゾーンに入った?」という疑問も脇に押しのけ、しばらく眺め続けていると、なんと評価3を獲得! これがおそらく「脳波のトラッキングができた」ということだったのかもしれません(が、なんとも感覚がオカルトチックです)。

本当に脳波でPCを操作できるのか?

いよいよデモアプリに挑戦です。マネージャーソフトウェアには、いくつかのデモアプリが用意されており、そのうちのひとつ「思考だけでテレビのチャンネルを変える」にチャレンジしました。

仕組みとしては、脳波トラッキングの応用で、三角形状に動く点を見つめることで、画面に映る映像が次々に切り替わるというものです。


(集中しつつリラックスして、画面を見つめ……)

はたしてうまく動くようなものなのか、と思いながらもアプリを起動して、まずはTVのスイッチ(に相当する箇所)を見つめること10秒ほど。


(チャンネルの選択肢が!)


(チャンネルが切り替わった……!)

なんとTVがついたのです! さらにそのままチャンネル切り替えボタンも見つめてみると、こちらも動作して映像が変化! 考えるだけでチャンネルが変わってる! ……と、思っていたのも最初のうち。成功体験で脳が不用意に興奮したせいか、その後はうまく動かなくなってしまいました。

再度、脳波トラッキングを実施してみたところ、再び評価は1に逆戻り。調整が10分くらい必要となり(それでも評価は2止まり)、チャンネル切り替えにもかなり時間を要するように。最初がうまくいきすぎたのもあり、「超能力を失ってしまった喪失感」のようなものを味わいました。


(「脳波で音楽を鳴らす」というテストもやってみましたが、音は鳴るものの切り替えがコントロールできず、モヤモヤする結果に)

なお今回のNextMind体験では、筆者のほかにMogura編集部から2名が挑戦。しかしながら、1名は脳波トラッキングの段階で挫折、もう1名も動作させるのにかなりの時間を要していました。一応、成功確率は3分の2ですが……今回の検証ではかなり不安定な結果となりました。

※なお、日本販売代理店である株式会社ハコスコによると、日本動作させるのに難航する場合、「装着部を頭皮にゴシゴシ押しつける感じで、フィット感が得られる位置を見つけて貰うと解消できる」とのこと。

未知数だが、可能性は感じられる

脳波コントロールデバイスというと、どこか眉唾なものが多く、今回もその類だろうと疑っていました。デモアプリも、ランダムで動作するような仕掛けを入れておけば、ユーザーをダマせることでしょう。

しかし、NextMindは「動かしたいと思ったところが動く」という挙動が(不安定ながら)確認できたため、その性能はおそらく本物かと思われます。操作にはコツが必要で、「ただ考えるだけでマシンを動かせる」という段階にはまだ遠そう、というのが率直な感想です。

また一連の動作は「見る」という行為がトリガーとなっているため、現状では、目線でデバイスを操作できるアイトラッキング技術の方が便利という印象です。

まだまだ発展・改善の余地はありそうですが、現状でもたしかに動作するというのは大きいでしょう。コツさえつかめればさらに動かせそうな感触もあったため、未知数のデバイスながら、可能性は十分にあると言えるのかもしれません。超能力開発体験のようではありましたが、脳波デバイスという未来を、ほんの少しだけ垣間見たような心地です。

NextMind公式サイト:https://www.next-mind.com/
日本販売代理店 株式会社ハコスコ:https://goodbrain.jp/nextmind/
執筆:浅田カズラ


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