NASA(アメリカ航空宇宙局)は、土星最大の衛星「タイタン」の探査を計画しています。このプロジェクト遂行において、ARやVRといった技術が大きな役割を果たしています。本プロジェクトでは、マイクロソフトの「HoloLens」が採用されているようです。
探査機打ち上げ計画をAR/VRで
タイタンは、濃い大気や液体といった地球と似た特徴を持ち、生命体の存在が期待される衛星です。今回送り込まれる探査機は「Dragonfly」。Dragonflyのタイタンでの任務をシミュレーションするために、APLのチームはAR/VRを用いています。公開された動画からは、マイクロソフトのHoloLensを使う様子が確認されます。
任務遂行にもHoloLens活用
HoloLensの活用は、プロジェクトの計画段階にとどまりません。Dragonflyが着陸した後も、APLのチームはタイタンで行う様々なミッションの策定に、このMRデバイスを用います。
Dragonflyの打ち上げは2025年以降を予定し、タイタンへの到達は最短で2034年となる見通しです。
NASAのXR活用事例
NASAはこれまでにも宇宙探査機開発にHololensを用いた技術を導入した他、宇宙飛行士育成プログラムにもVRを活用しています。
(参考)Next Reality