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活用事例 2021.03.08

1億ポリゴンの3DモデルもHoloLens 2で ホロラボがクラウド活用のサービス開始

株式会社ホロラボは、同社の3Dデータ可視化ソリューション「mixpace」にAzureのMR向けサービスを組み込んだ「mixpace Remote Rendering」の提供を開始しました。HoloLens 2単体では難しい、1億ポリゴンクラスの3Dモデルの表示などが可能になります。

ホロラボは、2017年に設立したMRを活用したソリューション開発を手がける企業。同社が展開する「mixpace」は、誰でも手軽に3DCADやBIMで作成したデータをAR/MR対応デバイスで確認が可能なモデルに変換できる製造業・建設業向け可視化ソリューションです。

1億ポリゴンの3DモデルをHoloLens 2で表示可能に

今回、提供開始された「mixpace Remote Rendering」には、2021年3月3日にマイクロソフトが正式にリリースした「Azure Remote Rendering」が組み込まれています。「Azure Remote Rendering」はクラウド上で3Dモデルをレンダリングし、HoloLens 2やWindowsのPC向けにリアルタイムでストリーム配信できるようにする機能です。HoloLens 2単体での描画性能は約10万ポリゴンですが、100万~1億ポリゴン数まで対応の3Dモデルの表示が可能になります。

「mixpace Remote Rendering」では、10種類以上の各種3DCAD・BIM形式ファイルを「mixpace」にアップロードするだけで自動変換が行われ、HoloLens 2で高ポリゴンな3Dモデルを見ることができます。また、通常版「mixpace」の約10倍のファイルサイズ(1GB程度)のデータ変換・表示も可能とのことです。

提供プランは新規ユーザー向けと「mixpace」ユーザー向けの2種類。「mixpace Remote Rendering」に関する問い合わせはこちら

mixpace Remote Rendering サービスプラン

・mixpace契約のない、新規ユーザーを対象
・初期費用(初期設定費・基本使用料)+従量課金式の年間契約で提供
・サイズが小さい3Dデータについては、通常版mixpaceアプリでの利用が可能
・最大10ユーザーまで登録可能(管理者ユーザー1名、一般ユーザー9名)

mixpaceユーザー向け Remote Rendering オプションプラン

・mixpace年間契約(mixpace standard またはmixpace standard + R)を持ったユーザーが対象
・mixpace利用料とは別にRemote Rendering利用分を従量課金式で請求

(参考)株式会社ホロラボ プレスリリース


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