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ゲーム・アプリ 2019.06.06

マイクラARこと「Minecraft Earth」2つのゲームモードが判明

2019年6月3日からサンノゼで開催されているGoogleの年次開発者会議WWDC2019にてARゲーム「Minecraft Earth」iPhone版の新情報が明らかになりました。

「Minecraft Earth」は人気サンドボックスゲーム「マインクラフト」の関連作です。原作のプレイ感をARで体験できる“全く新しいARモバイルゲーム”として、5月17日にマイクロソフトが発表しました。対応端末はiPhoneとAndroidです。

iPhone版はARKit3でも動作

WWDC2019では、iPhone版「Minecraft Earth」が、iOSとiPadOSのAR機能の新バージョン「ARKit3」で動作することが発表されました。「ARKit3」は、ARプラットフォームARKitの次期バージョン。カメラを利用したモーションキャプチャ機能や、ARで表示されているCGと人間の前後関係を正確に反映する機能(ヒューマン・オクルージョン)の実装が公表されています。

2つのモードが存在

WWDC2019で行われた「Minecraft Earth」の実演プレイによって、同タイトルにはテーブルトップ(縮小)モードと、ライフサイズ(実物大)モードという2つのゲームモードが存在することが判明しました。

テーブルトップモードでは、プレイヤーはゲーム内アバターを使用してゲームをプレイします。アバターは「ARKit3」のモーションキャプチャ機能と連動する仕組みになっており、プレイヤーが特定の動作を行うと、アバターも同じ動作を行います。

また他のプレイヤーのスマートフォンにカメラを向けると、デバイス付近にプレイヤー名が表示されるようになっており、その人物が誰なのかを判別することができます。

ライフサイズモードでは、アバターではなくプレイヤー自身が「Minecraft Earth」の世界に入り込みます。これまで、プレイヤー自身が作品世界に入り込むタイプのARゲームでは、AR環境下にプレイヤーの位置を正しく反映させることが課題でした。iPhone版では「ARKit3」のヒューマン・オクルージョン機能によって、この問題を解決しています。

なおヒューマン・オクルージョン機能は、2019年6月現在「ARKit3」限定の機能です。Android版「Minecraft Earth」で、ライフサイズモードがどのように動作するのかは判明していません。

クローズドβテストが参加受付中

「Minecraft Earth」は、2019年夏よりクローズドβ版をリリース予定です。参加ユーザー数は明言されていませんが、「数百名から数千名」とのこと。

ARKit3や「Minecraft Earth」の既報についてはこちら

(参考)VRScout

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