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業界動向 2022.08.03

Xiaomiがカメラとディスプレイ搭載のスマートグラス発表、価格は約48,000円から

スマートフォンや家電を製造販売する中国のXiaomiは、カメラおよびマイクロOLEDディスプレイを搭載したデバイス「Mijia Glasses Camera」を発表しました。中国国内を対象に、2022年8月3日よりクラウドファンディングを開始。同年8月13日からの出荷を予定しています。クラウドファンディング価格は2,499元(約48,000円)、希望小売価格は2,699元(約52,000円)。


(画像: Xiaomi

2台のカメラと1つのディスプレイを搭載、メガネなしでも使える?

今回Xiaomiが発表したデバイスは、メガネの装着者から見て左側に望遠カメラと広角カメラ、右側にディスプレイとタッチパッドを備えています。2台のカメラにより、一人称視点の映像を手を使わずに撮影できるほか、撮影した映像に含まれる文字を自動翻訳して表示できます。

また、カメラとディスプレイの搭載されたフレームは取り外して、メガネのフレームにつけたり、単体で利用することも可能です。この点において、「スマートグラス」というよりも、「スマートグラスにもなりうる」デバイスとでも呼ぶべきものとなっています。

望遠カメラは800万画素。光学式手ぶれ補正を搭載し、広角カメラは5000万画素で電子式手ぶれ補正を搭載、最大15倍ズームに対応しています。また「10秒遡って撮影する」機能を使って、取り逃がしてしまったシーンを後から記録できます。

搭載されているディスプレイは2.3インチのソニー製マイクロOLEDで、画素密度は3,281ppi、コントラストは10000:1、最大ピーク輝度3,000nitです。自由曲面レンズを通した最大ピーク輝度は1,800nitで、屋外でも利用できます。

重量は約100gです。SoCにはQualcomm Snapdragonを採用。、8コアでメモリ3GB、32GBのストレージ、デュアルWi-Fi、Bluetooth 5.0を搭載しています。内蔵バッテリーは1,020mAhでおよそ3.3時間の利用、100分の録画、30分で80%の充電が可能とのこと。また、映像の転送や編集、共有に対応したアプリも用意されています。

リアルタイムで文字を翻訳

カメラでは撮影以外にも、撮影した文字をリアルタイムで翻訳して表示する機能も搭載しています。中国では中国語と英語、海外では6ヶ国語以上の翻訳が可能です。そのほかの機能もアップデートにより追加される予定です。アップデートにより、動物園や植物園で展示物の説明を表示する図鑑機能や画面を投影する機能が利用できるようになる予定です。

(参考)Xiaomi


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