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テック 2015.12.15

NASA、PlayStation VRを宇宙空間でのロボット操作に活用するシミュレーションを作成

NASA(アメリカ航空宇宙局)とソニーは宇宙空間におけるロボットアームの操作にPlayStation VRを使用していることが明らかになりました。PlayStation VRは、PS4向けのVRヘッドマウントディスプレイです。

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人間に近い形をし、動きをするヒューマノイド・ロボットは、宇宙空間での作業などに使用する目的で作られています。NASAはこうしたロボットの動きをいかに人間らしくするかを追求してきました。その一つである「Robonaut 2」をコントロールする方法として、VRを活用しています。従来よりコラボしていたソニー(PS Moveコントローラーなどを開発したRichard Marks氏率いるSCEA Magic Lab)とNASAが開発したPlayStation VR向け技術デモ「Mighty Morphenaut」は、遠隔操作でオペレーターの動きをPS Moveを通して伝えロボットを動かします。

今回の技術でもはまだシミュレーションです。通信などで生じるタイムラグを表示するような機能を搭載しています。しかし、まだ解決すべき点も多く、実際に浮遊して動いている物を掴んだりするようなインタラクションはまだ難があるとのこと。

NASAは、宇宙探査に活用するため、他にもOculsu RiftやVirtux Omni、HoloLensといった様々なVR/ARデバイスの活用可能性を研究しています。

(参考)
Road to VR / NASA Looks to PlayStation VR to Solve Key Challenge of Space Robot Operation
http://www.roadtovr.com/nasa-sony-playstation-vr-remote-robot-operator-training/


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