マイクロソフトがVR内での文字入力について、特許を取得したことが判明しました。キーボードではなくモーションコントローラーやXboxのゲームパッドを使い、長く複雑なテキストでもスムーズに入力できるというものです。
放射状の配列からテキスト選択
特許内での説明によれば、現在文字入力の主流となっているQWERTY配列のキーボードは、両手10本の指でのインプットに最適化されています。このためゲーム機器を使う場合や、VR/AR/MRといった環境では使いづらくなります。
そこでマイクロソフトが提案するのが、ゲームパッドを用いたより直感的なテキスト入力方式です。公開された特許が示すのは、ホイール型のインターフェース。同社のデバイス「Surface Dial」と少し似ています。
文字は放射状に並べられており、この配列は「ある文字の次にはどの文字がよく使われるか」ということを念頭に設定されています。
機能追加の可能性は
現時点では特許段階であり、マイクロソフトが実際に製品へ採用するかは不明です。必要な変更はソフトウェアのみのため、途中からの機能追加も可能です。
VR内での文字入力については、指につけるキーボードといったユニークな方式も開発されています。
(参考)Digital Trends