Meta社は、没入感の高いVR音響システムを構築できる機能「Acoustic Ray Tracing」を発表しました。これにより、アプリ開発者は従来よりも簡単に高品質な“サウンド設定”を構築できます。
「Acoustic Ray Tracing」を使用すると、サウンドの反射や残響、回折、オクルージョンなどをシミュレートできます。音響シミュレーションの複雑なプロセスを自動化するように設計されており、Meta社によると「空間オーディオをより本物に近づけるための全要素をテストできる」とのこと。
「Acoustic Ray Tracing」について、Meta社は公式ブログで以下のように説明しています。
「Acoustic Ray Tracing」の利点のひとつは、モバイルハードウェアでのパフォーマンスです。現在市場で入手できるソリューションは、要求スペックが高いため強力なPCが必要ですが、当社のSDKは、Meta Questのようなモバイルデバイスで効率的に動作するように最適化されています。
この最適化によって、モバイル系アプリにおける高品質かつ新しいオーディオ・シミュレーションの可能性が誕生しました。没入型オーディオはこれまで以上に身近なものになるでしょう。
Meta社は、5月に発表された、バットマンを題材としたVRゲーム「Batman: Arkham Shadow」の制作で機能を使用したことも公表しました。現時点では「Acoustic Ray Tracing」がどのように活用されたのかは明らかになっていませんが、公式ブログでは「Acoustic Ray Tracing」の活用例として洞窟内のような開発画像が掲載されており、洞窟内での音の反響などが再現されているのかもしれません。
(参考)Road to VR
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