ARスポーツ「HADO」を展開する株式会社meleapは、31億円の資金調達を発表しました。新たなARスポーツの開発やライブエンターテインメント事業の拡大、上海にフラグシップ店舗を開設するなど、事業のさらなる成長を目指します。
本資金調達はシリーズCラウンドで、QC Investment, Ltd.、ニッセイ・キャピタル株式会社、新潟ベンチャーキャピタル株式会社が出資(第三者割当増資)。また、日本政策金融公庫からベンチャーデットによる借り入れを行っています。
AR×スポーツの「HADO」を展開
2014年に設立されたmeleapは、「テクノスポーツで世界に夢と希望を与える」というビジョンのもと、ARスポーツ「HADO」を開発・提供しています。「HADO」は、プレイヤーがリアルタイムでエナジーボールを放ち、防御シールドを使いながら対戦するARスポーツ。専用のヘッドマウントディスプレイを装着し、身体を動かしながら競技を楽しむことができます。
(meleapによれば、「HADO」は現在、世界の39カ国、約450のコートでプレイされている。 画像は2024年に開催されたHADO全国大会の様子。 画像:meleap)
資金調達に際し、meleapは「HADO」について以下の3つの発表を行いました。
「バーチャルキャラクター対戦システム」の導入
(動画: meleap)
「HADO」は全身トラッキング(フルトラッキング)システムを活用し、プレイヤーの動きをリアルタイムでバーチャルキャラクターに反映、ARで対戦することを可能にしています。これにより、バーチャルキャラクターや3Dアバター同士、VTuberとリアルプレイヤー間での対戦が可能になります。meleapによれば、「この仕組みを活用し、新しい配信やイベントのコンテンツを提供していく」とのこと。
自治体や企業のPRにも使える「カスタマイズ機能」拡充
また、「HADO」で使用するエナジーボールやシールド、キャラクター、音声を自由にデザインできる「カスタマイズ機能」が導入されます。オリジナルキャラクターを作成し、ゲーム内で動かせるほか、企業やブランド、自治体などがプロモーションツールとして利用することも可能です。
上海にフラグシップ店舗を開設
また2024年6月には、中国・上海にて総面積2,000平方メートルのフラグシップ店舗「HADO Arena上海店」をオープン予定。5つのコート、客席数250席のグランドステージが設置されており、中国展開をさらに加速させる予定です。