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AR/MR 2019.10.04

まるで現実がバグったよう。日本のエフェクトアプリに注目集まる

アップルのiOS向けARプラットフォーム「ARKit 3」を活用して作られた、日本発のARアプリ「MEISAI [迷彩] – ARフィルタ」が注目を集めています。「MEISAI [迷彩] – ARフィルタ」では、人体のモザイクや”増殖”など、様々な視覚効果が楽しめます。対応端末はiPhone XR/XS/11(iOS13の導入が必要)、ダウンロードは無料です。


(引用:App StoreのMEISAI [迷彩] – ARフィルタより)

ARKit 3の新機能を活用

このアプリは、東京・北千住を拠点に活動している北千住デザインが制作。ARKit 3にて実装された、モーションキャプチャ機能と「ヒューマン・オクルージョン」によって、カメラが認識した人体などに視覚効果が表示されます。

モーションキャプチャは、iPhoneやiPadのカメラを人に向けるだけでその人の骨格を推定、動きを認識する機能です。これにより、CGのキャラクターに人間の動きなどを重ねることが可能になります。

「ヒューマン・オクルージョン」は、カメラで人間の存在を認識し、ARで表示させている物体と人間との前後関係を反映します。これまではAR上のCGと現実の前後関係を認識する機能はありませんでしたが、今後は人がAR表示されている物体の後ろに隠れるなどの挙動が可能になります。

ARKitの進歩と評価

米メディアNext Realityは、「ARKit」が他のARプラットフォーム(Spark AR、ARCore、Snapchatなど)よりも進歩したと説明。「MEISAI [迷彩] – ARフィルタ 」の誕生は、「ARKit 3」とiPhone(iPad)の組み合わせが実現できるARの良い例である、と評しています。

(参考)Next Reality


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