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テック 2020.05.15

3DスキャンのMatterport、iPhoneでの3Dスキャンに対応

先日、米カリフォルニアに拠点を置くMatterportはiPhoneで使用可能な3Dスキャンアプリ「Matterport for iPhone」を発表しました。これまで同社の技術を利用するには3D画像専用のカメラを必要としていましたが、Matterport for iPhoneは、特別なカメラを必要とせずに部屋や小さなスペースを3Dでキャプチャ出来ます。

Matterportは3Dカメラ、360度カメラ、iPhoneで動作する3Dスキャンソリューションを提供しています。3Dスキャンでは、被写体を2次元画像ではなく、立体的(3D)データとして取り込みます。取り込んだデータを、縦・横・高さの座標軸を持つ仮想空間の中に配置し、3D空間を再現しています。

iPhoneでのスキャンにはMatterport Cortex AIを活用し、撮影した2D画像を没入型3Dデジタルツインに即座に変換。Matterport独自のMattertagsを使用して撮影した空間内の特徴を強調したり、3D画像に測定値を追加することも可能です。今回発表されたiPhoneでの3DスキャンはiPhone 6s以降のiPhoneに対応しています。

Ubiquity6のDisplay.landや3DNestの3D Pro カメラといった様々な類似ソリューションが次々と発表されたり、バーチャル店舗などが増えてきています。Matterport for iPhoneでは、3Dスキャンのビジネスを展開してきたMatterportが提供していることもあり、比較的品質の高い3Dスキャンが実現しています。今後のさらなる品質向上にも期待されます。

(参考)Matterport


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