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シミュレーション・接客 2017.02.23

化粧ができるARアプリ 上海の実店舗で導入進む

ドラッグストアチェーン・ワトソンズのメイク専門店が中国上海に開設されました。同店ではメイク用のスマホARアプリ「Youcam」も導入されています。

「Youcam」は台湾の讯连科技によるARメイクアプリです。このアプリでは自動的に顔立ちを識別し、5秒ごとにメイクのタイプを変えることも可能。客はアプリを利用し、自分にあうメイクや商品を探します。

ワトソンズだけでなく、Youcamは2016年8月時点でエスティローダー上海店に導入されました。2016年12月5日までの期間中、Youcamの世界におけるダウンロード数は2億を超え、中国のAppStore、Google Playで無料利用できます。

「2016年度メイクリポート」によると、Youcam以外にも、2016年7月には画像編集アプリケーションなどを提供する「meitu」によるアプリ「美妆相机」もお試し購入機能をリリースしました。シャネル、エスティローダー、Bobbi Brown、クリニーク、ラボラトリーズなどブランド化粧品が「美妆相机」で購入でき、ショップに足を運ばなくても、自宅で色試しをできるとのこと。

ARで実現するメイク用お試しアプリは現在、メイクブランドのセールスポイントとなっています。ロレアルは過去に「千妆魔镜」をリリースしたことがあり、化粧品チェーンのSephoraもAR/VRを扱うModiFace社と協力し、店頭でメイクお試しアプリ「魔镜」を導入したとのこと。

ARなどの技術を活用したメイク試しは導入されつつはあるものの、技術面においてはまだ工夫が必要となり、実際のメイクと比べ精度に欠けるという声も上がっています。また小規模のメイク専門店にとっては、のコストが高すぎることが課題となっています。
 
 
(参考)
屈臣氏新推AR试妆,其实雅诗兰黛去年就用了
http://www.7tin.cn/news/85340.html

※Mogura VR は、7tinとパートナーシップを結んでいます。


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