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個人向けの裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass Portrait」発表、199ドルから購入できるキャンペーンも

2020年12月3日、Looking Glass Factoryはパーソナル裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass Portrait」を発表しました。同時にKickstarterで期間限定の特別価格キャンペーンを開催。希望小売価格349ドル(約37,000円)のところ、キャンペーン初日は199ドル(約21,000円)での入手が可能です。


(写真: Looking Glass Factory提供)

「Looking Glass Portrait」の発表に先立って、Looking Glass Factory社によるメディア向けの記者発表会が行われました。発表会には同社の共同創立者兼CEOであるShawn Frayne(ショーン・フレイン)氏が香港のラボからリモート参加、自ら製品のプレゼンテーションを行いました。


(ショーン・フレイン氏。写真: Looking Glass Factory提供)

7.9インチ・660グラムの小型サイズ、単体動作可能

「Looking Glass」は、3D映像を裸眼で立体的に見れるディスプレイです。2018年後半に初代モデルが登場して以来、PCを内蔵したオールインワンモデルの「Looking Glass Pro」や、32インチの「Looking Glass 8K Immersive Display」が商用利用向けに発売されており、これまでに数千台が出荷されています。

今回発表された「Looking Glass Portrait」の最大の特徴は「パーソナルユース」、つまりプログラミング技術などを持たない一般の消費者でも利用できる製品であることです。一般消費者向けであることは何よりもその価格に表れています。従来のLooking Glassは低価格な開発キットでも7~8万円、高価なモデルは数十万円という価格であったのに対し、Looking Glass Portraitは希望小売価格が349ドル(約37,000円)、Kickstarterでの期間限定キャンペーン中は199ドル(約21,000円)~249ドル(約26,000円)と購入しやすい価格になっています。


(Looking Glass Factory提供)

「Looking Glass Portrait」の本体は、7.9インチのディスプレイが前面をほぼ占めており、サイズとしては小型タブレットぐらいの大きさです。従来のモデルと違い縦置き型となっているのは、フレイン氏によると「人物やキャラクターの表示に適しているため」とのこと。従来のLooking Glassと同様、ディスプレイにはやや厚みがありますが、本体の重量は660グラムと軽量。視野角58度のディスプレイは光学系が再設計されており、反射防止などの改善が行われています。


(写真: Looking Glass Factory提供)

「Looking Glass Portrait」には2つの操作モードが用意されており、PCやMacと接続する「デスクトップモード」では、従来のLooking Glassで使えるソフトウェアがすべて動作します。Leap Motionなどの周辺機器との連動も可能。さらに、本体内部にはRaspberry Pi 4とストレージが内蔵されており、「スタンドアロンモード」での動作も可能です(※USB-Cケーブルによる電源の供給が必要)。スタンドアロンでの動作の際には、本体内部に3Dホログラフィック画像や3D動画を保存して、連続再生することができます。


(写真:Looking Glass Factory提供)

スタンドアロンモードでは、本体右側面にある3つのボタンで、再生するコンテンツの選択と決定を行います。Looking Glass Portrait本体には、HDMI端子とUSB-C端子、3.5mm音声出力端子が用意されています。

iPhoneのポートレートモードで撮影された写真を変換・表示

しかし、3DCGを扱うのに慣れている開発者ならともかく、一般ユーザーはそのような3DCGをどうやって用意すればいいのでしょうか? この疑問に対してフレイン氏は、「今では、多くの人がポケットの中に3Dカメラを持っている」と指摘しました。

iPhone X、11、12といったiPhoneでは、ポートレートモードで写真を撮影できます。ポートレートモードで撮影した写真は、複数のカメラから得られる深度情報を有しており、一種の3Dデータとなっています。このポートレートモードの写真をPC上で動作するソフトウェア「HoloPlay Studio」に取り込み、変換することで、Looking Glass Portraitで表示可能なホログラフィック画像を生成できるのです。


(写真: Looking Glass Factory提供)


(Looking Glass Factory提供)

フレイン氏によると、iPhone 12 Pro/MAXに搭載されているLiDARスキャナを利用すれば、より優れたホログラフィック画像が作成できるとのこと。もちろん、より高度な手法で撮影された3D画像や、3Dモデルデータを直接取りこむ形でも、「HoloPlay Studio」を使ってホログラフィック画像に変換できます。


(こちらは写真ではなく、女優のスカーレット・ヨハンソンをZBrushで描いた3DCG。 Looking Glass Factory提供, Scarlett Johansson by Jay Howse)

さらにAzure Kinect DKやRealSenseといった深度カメラを接続して、動画で10~15秒程度のビデオメッセージを撮影し、そのデータを他のLooking Glassユーザーに送信して再生する、といった利用法も想定されています。発表会場には、Looking Glass PortraitとAzure Kinectカメラを接続して動作するプロトタイプのデモが用意されていました。こうしたホログラフィック動画を撮影する場合でも、プログラミング技術などは必要なく、アプリケーションソフトを数回クリックするだけで行えるとのことです。


(Looking Glass Factory提供)

コロナ禍での在宅勤務増加に向けて、“開発を劇的に加速”

今回発表されたLooking Glass Portraitは、これまでLooking Glassに触れてこなかった3Dアーティストや一般消費者をターゲットにした製品です。その一方でフレイン氏は「これまでLooking Glassを支えてくれた開発者コミュニティは、ホログラフィック・ディスプレイの可能性を広げてくれる存在だ。彼らへのサポートは今後も拡充していく」と語ります。


(iPhoneを使ったフェイストラッキングを、Looking Glass Portraitで表示された3Dキャラクターに反映する実験なども、開発者コミュニティの中で行われているとのこと。 Looking Glass Factory提供)

またフレイン氏によると「Looking Glass Portraitは約1年半前から開発を初めて、当初は製品化までに3~5年ぐらいかかると考えていた」そうです。しかし2020年初頭に新型コロナウイルスが世界的に流行したことを受け、開発を劇的に加速させた結果、この時期の発表に至ったとのこと。「Looking Glass Portraitは、従来のLooking Glassで動作していたCTスキャンやシミュレーションといった、商用アプリがそのまま動作するため、この製品が在宅勤務にとって有用になると考えた」と、フレイン氏は説明しました。

Looking Glass Factory社では2018年以来、新製品を毎年着実に送り出しており、技術の確かな進化を感じさせてくれます。初のパーソナル向け製品となったLooking Glass Portraitの登場で、このジャンルが今後どのように発展するのか、大いに注目です。

(参考) Looking Glass Factory


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