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業界動向 2022.06.28

アミューズが新会社とファンド設立、Web3・メタバース取り入れた次世代エンタテインメント狙う

2022年6月24日、株式会社アミューズは新会社である株式会社Kultureの設立を発表しました。Web3やメタバース等のテクノロジーと融合し、次世代のエンターテインメント事業創出を目指します。

また、アミューズはあわせてWeb3およびメタバース領域への投資事業を行う「KultureFUND」も設立。国内外のスタートアップへの投資及び連携を強化し、新事業の創出を目指します。

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アミューズはこれまで、さまざまな技術を用いたイベントを展開しています。一例としてはサザンオールスターズによる複数プラットフォームでの同時有料オンライン配信ライブ、PerfumeのNFTアート「Imaginary Museum “Time Warp” – Reconstruction」、BABYMETALのNFTトレーディングカードやNFTバーチャルスニーカー販売等を行っています。

今回、アミューズは既存事業にWeb3やメタバース等の技術を取り入れ、新しいサービスや事業、IP開発への取り組みをさらに強める模様です。具体的には、以下のような事業領域での取り組みが想定されています。

1. サービス開発
コロナ禍でリアルライブが困難になった背景を受けて開発した、デジタルイベントのストリーミング配信サービス「LIVESHIP」(https://liveship.tokyo/)のアップデート。ブロックチェーン・NFTといった今後の技術トレンドを活用した新たなサービスの企画・開発。

2. IPマーケティング
アーティストやIPに必要な「デジタル起点の仕掛け」の推進。新たな技術を使ったマーケティングプランを提案・実行し、社内外のアーティストや各IPホルダーと共に次の現象を生み出す。

3. IP開発
リアルなアーティストマネージメントに限定しない、新たな形でのIP創出の推進。メタバース等の仮想空間をベースとしたIPの企画・開発。既存アーティストの新たなデジタル展開をIPホルダーと共に推進し、次世代のスターIPの創出を目指す。

4. KultureFUND
Web3・メタバース領域のスタートアップへの投資事業。パートナー企業として共に新たなエンターテインメントの創出と成長を目指す。

Kultureは設立記念として、Webサイトにてキービジュアル4作品のNFTを販売する予定。今後立ち上げ予定のコミュニティ「Kulture Klub(仮称)」のファーストメンバーとして参加できる権利が付随します。

(参考)プレスリリース


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