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手軽なモーキャプシステムを使い、動いた通りにキャラクターにアニメーションさせるシステム『KiLA』とは

11月22日(日)、東京池袋にあるサンシャインシティコンファレンスルームにて「VRまつり2015秋」が開催され、150名以上が参加しました。セミナーではVR開発の参考になるセッションを2時間半に渡って開催されました。

今回は、MMDプロデューサーのcort氏、プログラマーのほえたん氏による講演「KiLAが示す個人モーキャプ時代の到来」をレポートします。

彼らが開発したきぐるみライブアニメーターKiLA」は、20万円弱の価格で精度の高いモーションキャプチャーシステム(モーキャプ)として注目されているPerception Neuronを使い、リアルタイムでキャラクターを動かす事ができるシステムです。「Perception Neuronを使って3DCGキャラクターにその場で、動いたとおりにアニメーションさせるのがコンセプト。カメラも切り替わります。」と、cort氏。実際に「Perception Neuron」を装着してキャラクターを動かしながらプレゼンを行いました。

左からcort氏、ほえたん氏。

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「日本で同じような事をやっている会社が自分達の他に2つあります。」と、cort氏。劣化コピーをするのでは意味がないので、従来品の問題点を克服したいとしています。

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まず、キャラクターが見切れてしまう問題。従来のシステムでは、カメラを切り替えるまでその画がどうなっているのかが分かりませんでした。テレビ番組などでカメラマンに何番だとか何カメと名前を付けて指示を出しますこういった各カメラにどう映っているのかモーキャプ時にディレクターが分からないという問題がありました。KiLAのシステムでは、様々な角度からキャラクターを映しても、見切れる事の無い設計がされています。

カメラが切り替わった画面。何度か画面が変わりましたが、キャラクターが見切れる事なくしっかり映っていました。

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カメラアングルは全部で27カット。もともと制作作業の長いアニメーション作品を楽につくる事を目的としているため、カメラアングルはたくさん欲しかったとのこと。

このKiLaは、高価なハイエンドのグラフィックボード2枚挿しといったPCが必要だった従来のシステムをコンパクトなPCでも動かせるプログラムです。今回の講演でcort氏のモーションをキャプチャしているシステムで使われているシステムは、「i7-2600k GTX-560Ti」という比較的古い構成のPCです。

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KiLAは9月27日に発表されましたが、11月に創作工房との共同で生アニメ制作の発表、アニメイトでの「ニュルニュル‼KAKUSEN君」BD発売記念イベントなど、依頼ラッシュの最中。遅延がなくレスポンスが最速なシステムなので、生のアニメ番組制作や、ボーカロイドのコンサートに応用できるとしています。

ファンに対して、キャラクターがリアルタイムで反応してくれる未来が、すぐそこに来ているのではないでしょうか。

この記事を書いた人

サヤメタクミ

先端技術好きなデザイナー。VRでは、MVコンセプトアート制作や360度カメラを使用した企画に関わる。多摩美術大中退、CI開発から書籍装丁等の様々なデザイン業務に従事。 THETA LOVERだゾ。

Twitter:@sayamet

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