株式会社ジョリーグッドは 、専門医監修のもと、発達障害者向けのソーシャルスキルトレーニング(SST)のVR支援プログラム「emou(エモウ)」を開発しました。利用者は社会生活における様々な場面を、実際の空間で体験しているかのように何度でもトレーニングすることができます。
本サービスの第一弾として、全国でSSTを実施している就労移行支援事業や放課後等デイサービスなどの支援機関、特別支援学級を設置する小学校中学校向けに、パッケージ提供を開始します。価格は月額5万円からです。
「emou」は、学校生活や職場などの日常生活の中で必要となるソーシャルスキルを、VR内で体験トレーニングできる発達障害支援プログラムです。学齢期向けコンテンツと就労移行期向けコンテンツの2種類があります。
本サービス第一弾のパッケージ版では、専門医が監修するVRコンテンツによるSSTプログラムの指導マニュアルを含めて提供されます。進行プログラムとセットで提供されるため、経験の浅い支援スタッフでもSSTを実施できるとのことです。
SST VRスクール開校へ
ジョリーグッド は、「emou」の最初の導入支援機関である、株式会社Kaienが運営する支援施設、TEENS新宿、TEENS川崎にて、SST VRスクールを開校します。
Kaienの代表取締役である鈴木氏は「『emou』のVRは目線による追跡なども出来、SSTが点数化されていることもあって、これまでとは違ったゲーム感覚で発達障害の方がSSTに取り組んでくれました」とコメントしています。
なお、ジョリーグッドは3月18日から東京ビッグサイトにて開催される「Medtec Japan」にて、「emou」の詳しい発表と体験展示を行います。