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テック 2018.05.02

韓国通信大手、南北首脳会談の配信に360度動画活用

韓国と北朝鮮による南北首脳会談が、4月29日に行われました。直近では2000年と2007年にも首脳会談が行われましたが、過去の首脳会談と比較すると、通信技術面で大きな変化が起きています。

韓国の大手通信企業であるKT社とSKテレコム社は、次世代の高速通信技術である5G通信で、この歴史的瞬間を世界に発信することをサポートしました。また特筆すべき点として、両社は360度VR動画技術を用いて、今回の首脳会談を配信しています。

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VRヘッドセットで会談を体験

KT社は会談の行われた「平和の家」に360度カメラを設置。会談後の記者会見の様子を、京畿道高陽市の会議・展示施設であるキンテックスのプレスセンターに配信しました。世界中から約3,000人もの取材陣やジャーナリストが集まり、会見の様子を記録。約20のVRヘッドセットが準備され、記者たちはそれを使って「平和の家」の内部の様子を視聴することができました。

またSKテレコムも360度動画とヘッドセットを提供。会談のサマリーを配信しています。

政治関係での360度動画活用としては、過去にもトランプ大統領就任式や、オバマ前大統領の退任演説などの事例があります。

(参考)The Korea Herald


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