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業界動向 2021.10.25

HPの「Reverb G2」改良版が発表。トラッキング性能やAMD製GPUとの互換性改良へ

VRヘッドセット「HP Reverb G2」を展開しているHPは、同ヘッドセットの改良版を発表しました。ハンドコントローラーのトラッキング性能向上、およびケーブルの改良などが行われます。

トラッキングの死角が減少、フェイスパーツも2種類利用可能に

改良版の「HP Reverb G2」は、コントローラーのトラッキング改善(腰より下部分のトラッキングにおいて30%の網羅性増加=いわゆる「死角」の減少)のほか、ケーブルの改良によってAMD製GPUとの互換性が強化し接続問題も解消されたとのこと。接顔部パーツのデザインも改良され、ディスプレイからの距離が異なる2パーツ(9mm/15mm)をセット可能に。9mmのバージョンを使うことでより広い視野角を得ることができるようになります。

また、HPはハードウェアの改良と合わせて「Windows 11」で導入されたWindows Mixed Realityの要素も紹介しています。新ホーム画面としてパフォーマンスを重視した「Infinite Expanse」が追加されており、これまでのホーム画面と比較して簡略化・軽量化されているとのこと。またMRポータルをローンチした際に「SteamVR」を自動的に起動する機能なども追加され、「Flashlight」モード時に発生していた不具合を解消するアップデートも11月に配信されるとのことです(Windows 10には10月内に配信予定)。

なお、この改良版「HP Reverb G2」は、2021年10月25日時点では米国内に向けてのみ販売される見通し。執筆時点での価格は549ドル(定価599ドルから50ドル値引き)となっています。日本国内向けの情報については現在確認中です。

(参考)HP


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