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AR/MR 2020.03.29

VR体験中にスマホを操作できるアプリ 周りを見る“監視カメラ”代わりにも

VR関連企業triple A codeは、VRヘッドセットの使用中に、同期したスマートフォンの操作や通知確認などをヘッドセット側で実行可能にするアプリ「Holoswitch」をリリースしました。

「Holoswitch」は、PCとスマートフォンにそれぞれ専用のソフトウェアを導入して使用します。価格は620円(税込)。対応VRヘッドセットはVALVE INDEX(バルブ・インデックス)、HTC VIVE、Oculus Riftなどです。2020年3月現在、対応するスマートフォンはAndroidのみですが、iOSにも将来的に対応予定とのこと。

現在はアーリーアクセス状態

「Holoswitch」の使用者は、通話への応答をVRヘッドセットを装着した状態で行えるほか、メール受信やアプリの通知をディスプレイ上で確認することができます。

現時点(2020年3月)では、「Holoswitch」はアーリーアクセス状態です。紹介映像では、スマートフォンのカメラを監視カメラとして使用し、周囲の状況を確認する機能や、ディスプレイ画面のスクリーンショット機能なども紹介されていますが、これらのシステムは現行バージョンには含まれていません(2020年第2四半期ごろ実装予定)。

triple A codeによれば、正式リリーズ時には「完全な通話ミラーリング」「VRヘッドセット側からの直接(ビデオ)通話」「音声によるテキスト入力」などの機能も導入される予定とのこと。

triple A codeのコメント

今回の「Holoswitch」リリースについて、triple A codeは以下のようにコメントしています。

VRユーザーは、これまで(VRを使用中に)現実世界で起こる様々な出来事を見落としていないか常にチェックする必要がありました。着信や知人や家族からの呼びかけ、通販の到着待ちなどを警戒する必要性は、VRを長時間楽しむことを難しくしていました。

「Holoswitch」は、この社会や現実世界との隔たりを取り除きます。このことによって、より多くの人がVRを長い時間楽しめるようになります。現実世界で何かが起こった時(Holoswitch)の使用者は気付くことができ、(それが)見落とすかもしれないという恐怖感を和らげます。

(参考)VRScout

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