医療向けVR/MRサービスを提供するHoloeyes株式会社は、VRを活用した医療用画像表示サービス「Holoeyes MD」について、管理医療機器(クラスⅡ)認証を取得したことを発表しました。今後、医療用画像処理ソフトウェアとして2020年に販売開始が予定されています。
「Holoeyes MD」は、患者のCT・MRI検査で得られた3DデータをVR内に再現できるサービスです。VRヘッドセットを装着することで医療データをVRで確認することができます。
医療におけるコミュニケーションは専門性が高く、特にCT・MRI等の医用画像の解釈は熟練を要するため、熟練医師と若手医師、医師と患者・メディカルスタッフ・学生等との間に、情報の非対称性が生じやすいという課題を抱えています。同社はこれにより大きな地域医療格差が生まれているとして、医用画像から得た3Dデータを活用し、国籍や言語、地域に関係なく、誰でも医療データにアクセスできる世界の実現を目指すとコメントしています。