3月1日、株式会社GugenkaはSTPRグループへの参画を発表しました。株式会社STPRはGugenkaの株式を取得し、IPを活用したデジタルコンテンツのグローバル展開を強めます。なお、Gugenkaの経営体制等には変更はありません。
XR制作企業がグループ参画、IPのグローバル展開強化へ
Gugenkaは2005年創業。新潟に本社を置き、デジタルプロダクトのECサイト「XMarket」やMRでデジタルフィギュアを鑑賞できる「HoloModels」、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」でも使用できるアバター制作サービス「MakeAvatar」を提供しています。また株式会社サンリオによるバーチャル音楽フェス「SANRIO Virtual Festival」の空間制作や演出等を行うなど、IPとXRを組み合わせたコンテンツを提供し続けています。
他方のSTPRグループは2018年に創業、動画配信サイトを中心に活動するエンタメユニット「すとぷり」のプロデュースやレーベル「STPR Records」の運営、グッズ・ライブ企画やスタジオ事業等を多角的に展開しています。2023年にはシンガポール法人を設立するなど、海外展開にも意欲を見せています。
今回の株式取得およびグループ参画に際し、Gugenka代表取締役の三上昌史氏は「STPRのエンターテインメントに対するノウハウとGugenkaの技術力を生かし、これまで以上にオープンで日本のコンテンツを世界へ発信できるサービスを具現化していきます」とコメントしました。
M&Aによる事業多角化を推進するSTPR
STPRグループは2024年以降、M&Aによる事業の多角化を進めています。1月には位置情報をベースにした「場所限定」コンテンツを提供する3bitter株式会社、PR・マーケティングサービスを提供するコミックス株式会社の全株式を取得、3月にはバーチャルライバー事業を展開するボンド株式会社の全株式を取得し、それぞれ完全子会社化しています。