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ゲーム・アプリ 2021.03.18

VRゴリラ鬼ごっこ「Gorilla Tag」Questでも手軽に遊べるように 導入手順を解説

SteamSideQuestにて早期アクセス版が無料配信中のVRゴリラ鬼ごっこゲーム「Gorilla Tag」。2021年3月13日より「App Lab」経由での配信が開始されました。価格はSteam、SideQuest同様に無料。日本語にも未対応です。

「Gorilla Tag」は、ゴリラとなって両手でフィールドを駆け巡りながら鬼ごっこを楽しむマルチプレイ専用のアクションゲーム。

2021年2月13日より配信を開始し、Steamの無料VRタイトルのレビューの中では最高評価(圧倒的に好評)を獲得し、ユニークプレイヤー数は12万人を突破しています。

PC向けVR版はValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityのヘッドセットに対応。Oculus Quest/Quest2対応版は配信開始当初、「SideQuest」に限られていましたが、前述の通りOculus Storeからもダウンロード可能になりました。あわせてPC向けVR、Questそれぞれのプレイヤー同士との対戦が楽しめるクロスプレイへの完全な対応も果たしています。

Oculus Storeからのダウンロード手順

Oculus Storeで配信中のQuest/Quest2版は、Oculus Quest向けアプリを公式ストア外で配信できる「App Lab」を経由している関係で新作一覧のページには表示されない仕組みとなっています。

ダウンロードをする場合はパソコンかスマートフォン、Quest側共にOculus Storeの入力フォームに「Gorilla Tag」と入力して検索。その結果にある「App Lab」の「View App(アプリを見る)」をクリックすると「Gorilla Tag」が表示されるので、あとはチェックすればストアページへと飛べます。

その後は他のOculus Storeで販売されているアプリ同様、購入用の青いボタンを押せばQuest本体へのダウンロードが始まり、インストール完了後にゲームを遊べるようになります。


(Quest本体からでも「Gorilla Tag」と検索すれば表示される)

他のダウンロード手順としてはWEB側から直接、ストアページのURLをクリック(あるいはフォームに入力)して移動し、そのままユーザーへのログインを実施した後、購入ボタンで購入。Quest本体を起動してダウンロード&インストールを実施します。

Quest本体からの検索よりも、パソコンとスマートフォンの場合の方が手際よくダウンロードへと移れるので、なるべく早めにゲームを始めたい方はこちらのやり方がおすすめです。ストアページへのリンクは下記の通りです。

◇Gorilla Tag(Oculus Store)
https://www.oculus.com/experiences/quest/4979055762136823/

ダウンロード完了後、他のQuest向けアプリと同様、ライブラリからアイコンを選んでトリガーボタンを押せばゲームが始まります。

まずは洞窟を抜ける

ゲームは洞窟の中からスタート。外に出ると、鬼ごっこが遊べるようになります。

操作は単純で、両手に持ったOculus Touchコントローラを振るだけ。他のボタン類は使いません。手を振ればゴリラの腕が動くので、面を引っかくようにコントローラを動かして前進します。地面を両手で勢いよく叩きつければ、ジャンプできます。

これらの基本動作を活用し、洞窟の壁に描かれた矢印に沿って進んでいくと、洞窟の出口へと辿り着けます。出口の先には他のゴリラ(プレイヤー)たちがいて、本題の鬼ごっこが遊べるようになります。

実際に遊んでみた

これと言ったチュートリアルはなく、初っ端から手探りで進めていきます。そのため、初プレイ時は何をしたらいいかで戸惑うかもしれません。ただ、操作は基本的にOculus Touchコントローラを振るだけなので、比較的早い段階で動かし方は把握できるようになっています。

しかしながら、いきなりスムーズに移動を行えるようになる訳ではなく。地面を引っかく際に腕をある程度前に突き出さなければならないなど、感覚を掴むまで一定の慣れが必要です。


(この矢印付近からジャンプしても越えられないので注意)

また、洞窟を抜ける際にはスタート地点の真横にある段差を飛び越えなければならないのですが、壁に描かれた矢印の付近でジャンプしようとするとほぼ確実に届きません。(当たり前ですが)地面がある程度高い場所からでないと段差を飛び越えられないので、周囲の中で少し浮き上がっている所でジャンプしましょう。

その後にも急斜面、中心部に隙間が空いた壁が立ちはだかります。後者は隙間のある中心部まで移動してジャンプした後、両腕を横の壁に連続して叩いて移動する「壁ジャンプ」が試され、一定の技術が必要とされます。急ぎの場合は前者の急斜面を登ってしまうのがいいでしょう。

操作は単純な割に癖が強く、スムーズに動かすには練習と慣れがある程度必要と感じました。さらに常に腕を動かし続けなければならないので、身体もそこそこ疲れます。長時間プレイすると汗だくになるので、夢中になり過ぎないよう気を付けた方がいいかもしれません。

ただ、慣れれば楽しさが味わえる作りです。今回のプレイでは野生の境地までには至りませんでしたが、地面を引っかきながら前へ前へと動いていく流れには、どことなく野生の感覚を呼び覚ませるような不思議な気持ちよさがありました。少し気分が高揚して来たら「ウッホウッホ」と声に出してみるといいかもしれません。(※周囲に人がいないかどうかにご注意ください。)

また、鬼ごっこはボイスチャットにも対応しており、ロビーに行くと他のゴリラたちが様々な言葉を交わす様子も確かめられます。ただ、筆者がプレイした時間帯に聞こえてきたのはほとんど英語で、日本語は全くありませんでした。また女性、子供と思しき声も聞こえてきていたので、幅広い層に受けていることを確かめられました。

少し気になったのは視点移動(方向転換)。スティックによる切り替えができないため、身体を直接動かすしか現時点では方法がありません。Questの場合はケーブル非接続でもプレイ可能ですが、他のヘッドセット(PC向けVR版)の場合は身体にケーブルが巻き付かないよう気を付ける必要がありそうです。

早期アクセス版のため、今後もアップデートで様々な改善が図られていくのは確実と思われるので、この視点の件に関しては早期に解決してほしいところです。そして、今回のQuest版配信と日本からの注目を集めたことで、どこまで参加するプレイヤー層が拡大していくのか、この点にも期待させられます。

ソフトウェア概要

タイトル

Gorilla Tag

発売・開発元

Another Axiom

対応ヘッドセット

Oculus Quest、Oculus Quest 2

プレイ人数

1人(※オンライン専用)

価格(税込)

無料(Oculus Store

IARCレーティング

3歳以上対象

(参考)UploadVR


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