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クリエイティブツール 2018.01.10

グーグルの新フォーマット対応180度2眼カメラが2社から登場

グーグルは、1月9日同社が展開する180度ステレオ撮影ができる「VR180」に対応したカメラがレノボとYi Technologyの2社から発売されることを発表しました。

VR180とは

VR180は、2017年6月にグーグルが発表した前方180度の撮影に特化したVR向けフォーマットです。上下左右180度を撮影し、2つのレンズによって撮影したものを重ね合わせることで立体視を活かした3Dのコンテンツとなり、VRデバイスで見たときにより没入感のある体験が可能になります。

カメラはWi-Fiに接続可能で、直接YouTubeやGoogle フォトへのアップロードができます。VRでの視聴が最適ですが、スマートフォンなどの通常のディスプレイでは2D写真・映像として視聴が可能です。VRで見るためには、グーグルが展開するVRプラットフォームDaydream用の端末で視聴できるほか、スマートフォンの「VR180」アプリを通じてスマートフォン向けの各種VRゴーグルでの閲覧も可能です。

また、YouTubeでのライブストリーミングにも対応しています。

実写のVRコンテンツの新たなトレンドとなるか

ラスベガスで開催中のCES2018にて、レノボの新製品発表会に登壇したグーグルのVR/AR担当VPクレイ・ベイバー氏は、「これまでの360度カメラが抱えていた“重要なものが何か伝えられない”という問題を解決し、より手軽にVR向けのコンテンツを作り出す」とVR180の目的を説明しました。

これまで実写のVRコンテンツといえば360度カメラで撮影されたものがほとんどでした。しかし、アダルトなど一部の分野では180度の立体視の撮影が主流となっています。

VR180で撮影された写真・動画は上下左右を大きく見渡すというよりは、目の前にいる人や風景を観る、という点で通常のカメラで撮影されたコンテンツに近いものです。VRデバイスを通じてみることでより没入感のあるコンテンツとして楽しむことができる点は大きく異なります。

2社から発売

VR180に対応したカメラは今回、レノボとYi Technologyの2社から発売されます。レノボは「Mirage Camera」、Yi Technologyは「YI Horizon VR180 Camera」という名称です。

各カメラの仕様で判明している情報は以下の通り。価格に関してはMirage Cameraが300ドル以下をターゲットとしている以外は不明。発売時期は2018年第2四半期にMirage Cameraが発売されます。

Mirage Camera

レンズ

デュアル14MP F/2.1

解像度

動画4K/1440p/1080p 30fps

ストレージ

内蔵16GB / Micro SDカード 最大126GB

連続使用時間

2時間

バッテリー容量

2,200mAh(USB-Cケーブルで充電)

サイズ

55 x 105 x 22(mm)

重量

139 g WiFi モデル
145 g LTE モデル

YI Horizon VR180 Camera

・画質:5.7k (写真、動画とも)
・ワンボタンでのライブビデオストリーミングg
・2.2インチ, 640×360 Retinaタッチスクリーン
・Type-C USB 端子でHD データ転送を可能に
・ノイズリダクションつきのマイク4基搭載

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(参考)
Google Announces ‘VR180’ 3D Consumer Cameras Coming from Lenovo and Yi Technology / Road to VR
https://www.roadtovr.com/google-announces-vr180-3d-consumer-cameras-coming-lenovo-yi-technologies/?platform=hootsuite


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