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AR/MR 2018.05.19

グーグル、新たにARヘッドセットを開発か

ドイツのメディアWinFutureは、グーグルが一体型のARヘッドセットを開発中であると報じています。製造を行っているのは台湾のコンピュータメーカーQuantaで、このプロジェクトはまだ初期の段階にあるとのこと。

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グーグルのARヘッドセットはHoloLens型か

グーグルが開発中のARヘッドセットは、Microsoftが2016年から展開しているHoloLensのように、PCやスマートフォンを使わない単体動作のデバイスになる、とされています。プロセッサにはクァルコムの新型チップが搭載され、カメラやマイクを内蔵します。WinFutureでは、このヘッドセットの内部コードは「Google A65」とされています。

マイクロソフトのHoloLensは2016年の発売以来、2017年後半より新型プロセッサを搭載した次期モデルの噂が流れており、2018年中の新情報に期待が集まっています。HoloLensに搭載されるプロセッサとグーグルのARヘッドセットに搭載されるプロセッサはともにARMのアーキテクチャを採用したクァルコムのQSC603 4コアチップになると推測されています。

グーグルはこれまでも、2013年に眼鏡型のGoogle Glassを展開しました。Google Glassは、視界に情報を表示するデバイスでしたが、HoloLensのようなヘッドセットになる場合は、現実空間を認識し3Dモデルやウィンドウなどのデジタルな物体をまるでそこにあるかのように配置することが可能になります。

また、現在GoogleはAndroidのスマートフォンで動作するAR機能「ARCore」を展開しているほか、写真から物体や文字を認識する「Google Lens」もアプリに統合を始めています。

今回の報道では多くの情報は明らかになっていません。長らく同系統のデバイスが存在しなかったHoloLensに対抗したデバイスの登場に期待したいところです。

(参考)WinFutureVerge


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