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企業動向 2025.04.22

Google、TEDでXR×AIを語る スマートグラスもMRヘッドセットもデモ

Googleは4月8日に開催されたカナダ・バンクーバーで開催されたTEDカンファレンスにおいて、「Android XR」プラットフォームの初のライブデモを披露しました。このデモには、AR/XR部門の担当VP兼ゼネラルマネージャーであるシャラム・イザディ氏が登壇。Geminiを搭載したスマートグラスと、サムスンと共同開発中のXRヘッドセット「Project Moohan」のプロトタイプを紹介しました。

Android XRは、Googleが開発したXR向けの新プラットフォームで、スマートグラスやヘッドセットなどのデバイスで動作します。このプラットフォームは、Androidの拡張として設計されており、既存のAndroidアプリやサービスとの連携が可能です。また、Gemini AIとの統合により、音声操作や視覚認識などの高度な機能を提供します。

TEDでの講演では、GoogleのAR/XR部門の担当VP副社長兼ゼネラルマネージャーであるシャラム・イザディ氏が登壇しました。同氏は、マイクロソフトでHoloLens等の開発に携わった後、Googleに移籍し、Android XRの開発を主導しています。講演冒頭では、Android XRのビジョンと、それを支える技術に関して語りました。

コンピューティング革命の第二幕が始まります。AIとXRが融合し、あなたの思いのままにテクノロジーと対話するためのまったく新しい方法が実現します。コンピューターはより軽量でパーソナルになります。あなたの視点を共有し、現実世界の文脈を理解し、シンプルで会話的な自然なインターフェースを持つようになります。今週のTEDステージの多くの方々を含め、数えきれないほどの人々や企業がこの分野でイノベーションを進めています。

私たちは、Android XRでこの勢いに貢献できることを嬉しく思っています。サムスンと共同で構築しているオペレーティングシステムによって、XRデバイスとAIアシスタントのGeminiを統合し、人間の知能を拡張します。ヘッドセットからメガネ、まだ想像もしていないようなフォームファクタまで、幅広いデバイスをサポートできます。

続くスマートグラスのデモでは、Googleの担当者がプロトタイプを装着し、実際の使用例を紹介しました。

イザディ氏によると、このスマートグラスには小型カメラとマイクの他に、非常に小さな高解像度フルカラーディスプレイを搭載。スマートフォンと連携してデータの送受信を行うことで、アプリへのフルアクセスを可能にしつつも、軽量化を実現させています。また、矯正視力(度付き)レンズへの交換も対応していると言います。


(左手にグラスに搭載されているフルカラーディスプレイの部品を持つシャラム・イザディ氏)

スマートグラスを装着した担当者は、Geminiに呼びかけてオーディエンスの様子を表す俳句を生成し、現実世界の情報をリアルタイムで処理していることを強調しました。

次に「メモリー」と呼ばれる機能を紹介しました。この機能は、継続的な文脈理解により、AIは何を追跡すべきか指示されなくても、ユーザーが見ているものを記憶します。デモでは「後ろの棚にあった白い本のタイトルを覚えてる?」と担当者がGeminiに呼びかけると、AIは背後の本のタイトルを認識して読み上げました。また、ユーザー本人がどこに置いたか忘れてしまったホテルのキーの場所を問い合わせると、AIが「棚に置いている」と案内しました。

カメラを通した文字認識や、本の文脈を踏まえた図の音声解説も披露されました。

さらにAIによる翻訳機能も披露されました。AIはスペイン語の看板を英語に翻訳したり、その場にいるオーディエンスとのペルシャ語の翻訳、ヒンディー語での突然の呼びかけに対する応答など、多言語でのコミュニケーションを支援しました。

担当者は続けてレコードを手に取ります。AIはその表紙をグラスを通して読み取り、レコードに収録された音楽をスピーカーから再生しました。ユーザーの視界内で直接情報を提供することで、スマートフォンを取り出すことなく、必要な情報にアクセスできるように設計されています。

最後にはバンクーバーの公園への道順と3Dマップが示される様子も披露されました。

講演の後半では、Googleとサムスンが共同開発中のXRヘッドセット「Project Moohan」のデモが行われました。このヘッドセットは、現実世界の映像を取り込み、デジタル情報と融合させるパススルー技術を採用しています。

デモでは、ユーザーが現実の空間内で仮想オブジェクトとインタラクションする様子が示されました。AIアシスタントに呼びかけ​複数のウィンドウを視界に重ねて表示し、指先のジェスチャーで操作する場面や、Googleマップのイマーシブビューを通じて、南アフリカ・ケープタウンの街並みを360度映像で体験する様子が披露されました。​


また、Geminiとの連携により、ユーザーが見ている内容をリアルタイムで説明する機能も紹介されました。AIはヘッドセット上の視野に表示されたゲーム内の状況を理解し、プレイのヒントを提供。AIがコンテキストを把握して支援する様子が示されました。

(参考)YouTube


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