ゲームエンジン「Godot」は、Meta QuestシリーズのOS「Horizon OS」上で動作するようになりました。9月現在、Meta Quest 3とMeta Quest Proに対応した早期アクセス版が、Metaアプリストアで配信中です。
「Godot」はクロスプラットフォームでオープンソースの2D/3Dゲームエンジンです。ライセンス周りでの“寛容さ”などが評価されており、2023年には同エンジンを使用したゲームが1,000作品以上公開されました。以前からMeta社が支援していることで知られており、2020年や2021年に資金援助や助成金を提供したことが報じられたほか、2023年には関連企業W4 GamesをMeta社が支援することも発表されました。
Questへの「Godot」の移植は、Meta社のエンジニアFredia Huya-Kouadio氏が行いました。同バージョン「Godot」では、通常(非VR)のゲームとVRゲーム開発の両方が行えます。無線(Bluetooth)キーボードを接続して操作する仕組みで、デスクトップ上のGodotエディタで利用可能な機能一式をサポートしているとのこと。
Quest版「Godot」でVRゲームを制作する場合、エディター内で「再生してテスト」を選択すると没入モードに移行。ゲームや調整した設定の“出来栄え”をスムーズに確認できます。また、テスト機能として実装されているQuest側の“マルチタスクモード”を有効にすると、没入モードを使用しつつ、ウィンドウで開いたエディターをリアルタイムで操作可能です。
(参考)UploadVR
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