GMOペパボ株式会社は2024年12月期決算の発表に合わせ、メタバース事業への本格参入を発表しました。メタバース市場に向けて「メタバース推進室」を新設し、VRChat社とのパートナーシップ契約を締結。また、VTuberや配信者向けのサービス「Alive Studio」の展開を強化する方針です。
GMOペパボが新設立予定の「メタバース推進室」では、VRChat社との協業を軸に、バーチャル空間における新たなビジネスチャンスの開拓を目指します。
VRChat社とのパートナーシップでは、インタラクティブな体験を作成・共有できるソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を活用し、クリエイターの新しい表現と経済圏の発展を目指すとのこと。またこれまでの具体的な取り組みとして、メタバースでの採用イベントを開催し、70名から応募があった実績を明らかにしました。
また同社は10月上旬よりVTuber・配信者向けプロジェクト「Alive Project byGMOペパボ」を開始。プロジェクトの一環として、Webメディア事業や、動画配信画面作成サービス「Alive Studio」を提供
しています。今後は急成長するライブストリーミング市場でのユーザー獲得のため、VTuber・配信者向けサービスの展開を強化する方針です。
GMOペパボ株式会社は、インターネットサービスを提供する企業として、レンタルサーバー「ロリポップ!」やドメイン取得サービスなどを展開してきました。直近では、オンラインゲーム市場の急成長に伴い、マルチプレイ専用サーバー「ロリポップ! for Gamers」等をローンチしています。
2024年12月期の決算では経常利益9.3億円を達成し、前期の赤字から黒字転換を果たしました。同社は今後、既存サービスを含むストック収益基盤の強化を図りつつ、事業領域を拡大する方針です。
(参考)GMOペパボ株式会社 IRページ