Home » 「攻殻機動隊」VR作品が海外映画祭でプレミア上映、日本の作品としては初


VR動画 2019.07.26

「攻殻機動隊」VR作品が海外映画祭でプレミア上映、日本の作品としては初

「攻殻機動隊」を題材としたVR作品攻殻機動隊 GHOST CHASER」が、第76回ベネチア国際映画祭へ正式招待されます。日本のVR作品としてコンペティション作品として正式招待され、プレミア上映されるのは日本初とのこと。

世界的映画祭にてプレミア上映

ベネチア国際映画祭は今年で76回目を迎える、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭に並ぶ世界三大映画祭の一つ。2019年8月28日から9月7日まで開催予定です。本映画祭のVR部門のコンペティションは「VR最高賞」「VRエクスペリエンス最高賞」「VRストーリー最高賞」の3つが存在しています。

「攻殻機動隊 GHOST CHASER」の物語の舞台となるのははクザン共和国。次世代兵器の調整会議に出席している国防大臣が強行する現地視察の、護衛と視察ルートの確保を命じられた公安9課の電脳空間でのミーティングルームからストーリーが始まります。

本作はVR作品「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」の東弘明監督、そしてプロダクション I.Gが映像制作を行っています。2018年より「ダイバーシティ東京プラザ」のVRライド型アトラクション施設「hexaRide(ヘキサライド)」にて体験できます。

ベネチア国際映画祭への正式招待を記念して、本作の監督である東弘明さんは以下のようにコメントしています。

昨年の招待上映に続き、本年は念願のコンペティション部門へのノミネートを頂き、大変嬉しく思っています。一年前、もっと良い作品を作り、またヴェネチアに戻って来ようと仲間と誓ったのが昨日のことのようです。

今作で目指したのは「ストーリーテリングとライドアクションの融合」です。映画の世界に没入し、主人公たちが紡ぎ出すストーリーを目の前で目撃すると同時に、他に類を見ない可動域を持つライド筐体に乗り込むことで、最高の浮遊感と疾走感を肌で感じ、体験後には一つの旅を終えて戻ってきた時に似た余韻が残る作品となっています。新しいVRエンターテイメントを作り上げるべく、CGチームと共に何度も推敲を重ねて作り上げた今作品を、より多くの方々に体験して頂けることは心からの喜びです。

(参考)hexaRide NEWS


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード