2018年3月、ドバイで教育関係者向けのフォーラム「the Varkey Foundation’s Global Skills and Education Forum（GESF）」が開催されました。2,000人以上の専門家が集まり、テーマである「2030年の教育の未来」に関するパネルディスカッションや会議、展示が行われています。
今回のGESF2018で特筆すべき点は、VR/AR、ブレイン・マシン・インターフェースといった最先端の技術が紹介されていたことでしょう。
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VR/ARの教育への活用の展示も
このフォーラムはドバイの高級リゾートホテルで開催され、一般的な業界団体の会合とは趣を異にしています。華やかな会場に加え、講演者やパネリストには、アル・ゴア元米副大統領、トニー・ブレア元英首相、ニコラス・サルコジ元仏大統領といったそうそうたるメンバーが名を連ねています。
技術を紹介する「Future Zone」では、VR/ARなどの技術を活用した教育の在り方を体験できました。VRによる外科医のトレーニングや人種差別が世の中に与えるインパクトの理解、そして女医の草分けたる人物の足跡をたどるといった内容まで、先端技術がどのように教育現場で利用できるのかを展示しています。
ソーシャルVRでパネルディスカッションに参加
パネルディスカッション「Future Talk」では、先端技術の教育への導入について熱心な議論が行われました。トピックスには「バーチャル・スーパーティーチャー：個人最適化教育の拡大」「習うより慣れろ：VRを使った学習加速とアクセス拡大」といったものが挙げられています。
あるパネルディスカッションでは、パネリストの1人がソーシャルVRのAltspaceVRを使ってイギリスから参加。これは最新技術への印象をより強くするものとなりました。
VRで参加したパネリストである、テキサス大学オースティン校のJakki Bailey教授は次のように語りました。「今後数年間で、VRはその存在に気付かないような形になっていくと思います。我々は、現実とバーチャル世界の境界があいまいになっていくのを目撃するでしょう」
ARが変える未来の技術トレンド
ARソフトウェア開発を行うBlippar社のCEO、Ambarish Mitra氏は基調講演の中で、自社のプラットフォームを使ったAR表現を通じ、未来を形作る6つの技術トレンドについて説明しました。同氏が挙げたトレンドは、かつてないほど繋がった世界、都市構造の変化、AIの隆盛、教育における創造性、遺伝学研究、エネルギーと時間の概念の進化、です。
（参考） VRScout
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