1月28日、スウェーデンのVRゲームスタジオFast Travel Gamesは、従業員の一部(30人)をレイオフすることを発表しました。
Fast Travel Gamesは、VRゲーム「Apex Construct」や「Wraith: The Oblivion – Afterlife」などで知られている企業。2024年には「Action Hero」や「Mannequin」などのVRゲームを発売し、「BlackForge: A Smithing Adventure」や「Project Demigod」といった作品のパブリッシングも行っていました。
今回のレイオフは、2024年に展開された6本のVRゲームの売り上げが予想を下回ったことに加えて、VRゲーム領域の見通しが不透明になったために実施されるそうです。発表によると、レイオフ対象になるのは、主に管理職、パブリッシング部門、マーケティング部門とのこと。また、開発チームの統合(1チーム化)も行われる予定です。
— Fast Travel Games (@fasttravelgames) January 28, 2025
ゲーム業界では2023年ごろからレイオフの動きが続いています。2024年2月には、SIEが人員整理を実施し、PlayStation VR向けゲーム「ライアン・マークス リベンジミッション」を手掛けたSIEロンドンスタジオの閉鎖が決定。PSVR2のローンチタイトル「Horizon Call Of The Mountain」の開発元Firespriteもレイオフ対象になりました。また、ソーシャルVR「VRChat」も同年6月、所属する人員の30%をレイオフすることを発表しています。
(参考)Road to VR
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