2019年5月8日、エプソンは米国で自社製の新スマートグラス「Moverio BT-30C」(以下、BT-30C)を発表しました。「BT-30C」は同社初となる、スマートフォン(Android)などを接続して使用するスマートグラスで、USB Type-Cコネクターを使用して対応デバイスと接続する形で動作します。
「BT-30C」の販売価格は500ドル(約55,000円)、出荷予定日は2019年6月です。公式サイトでは、すでに米国では予約受付も開始されています。
タブレットやPCにも対応
「BT-30C」のディスプレイには、有機ELが使用されています。水平解像度は720pでリフレッシュレートは30Hzとなっています。実物をレビューした米メディアNext Realityの記者によると、重さは約95g程度だったとのこと。空間を認識するための機能は搭載されておらず、情報を視界に表示するスマートグラスです。
公式サイトによると「BT-30C」に対応するデバイスは、Samsung Galaxy S9、Samsung Galaxy Note 9、HTC U11、HTC U12、LG V30の5種類です。同スマートグラスはPCとの接続にも対応とされていますが、2019年5月現在、対応するPCの詳細については明かされていません。
プレスリリースでは、Qualcomm TechnologiesのXR部門を統括するHugo Swart氏が、「BT-30C」について以下のようにコメントしています。
「BT-30C」は、高品質のマルチメディアを提供できる5G対応のスマートフォンにとって、素晴らしいアクセサリーとなります。「BT-30C」とQualcomm Snapdragon 855を搭載した5Gスマートフォンの組み合わせは、没入感のある“ビックスクリーン”体験を生み出し、一般・法人向け双方の分野に利益をもたらすでしょう。
(参考)Next Reality