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投資 2019.09.13

ディープラーニング活用で“顔を交換” AR開発企業、約2.3億円調達

ディープラーニングを用いた映像生成技術を開発する株式会社EmbodyMeは、約2.3億円の資金調達を実施しました。同社は“映像に映されている人の表情を自分の表情で乗っ取り、リアルタイムに動かせる”ARアプリ「Xpression」を開発しており、今回の調達をもとに「あらゆる人物を生成したり、どんな場所の背景でも生成できるように技術を進歩させいく」としています。

出資元はDEEPCORE、インキュベイトファンド、Deep30、Techstars、SMBCベンチャーキャピタル、漆原茂氏を引受先とする第三者割当増資に加え、NEDOの研究開発型ベンチャー支援事業への採択による助成金によるものです。EmbodyMeは創立時に、インキュベイトファンドおよび日本政策金融公庫の挑戦支援資本強化特例制度による融資で資金を調達しており、累計額は約3.6億円になるとのこと。

フェイクビデオを手軽に作成できるアプリを開発

EmbodyMeは、誰もがAIで目に見えるあらゆるものを自由自在に作り出す世界を実現することを掲げ、「3D Dense Face Tracking」や「Deep Generative Model」などの基盤技術および応用アプリケーションの開発を行っています。

同社が開発する「Xpression」は、ディープラーニングを用いたAR系アプリです。ビデオの中の人の表情を自分の表情で乗っ取り、リアルタイムにその場で動かすことができます。

同社は「2020年代にかけて従来のコンピュータグラフィックスが置き換わっていき、IT、映画、ゲーム、テレビなどあらゆるコンテンツ産業が変革していく中で、EmbodyMeはその中心となるポジションを取りにいきます」とコメントしています。

(参考)株式会社EmbodyMe プレスリリース


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