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新型コロナがもたらすAR/VR市場への影響 5つの変化から紐解く

AR/VRやモバイル分野を中心に調査・投資を行うDigi-Capitalは、新型コロナウイルスの影響を踏まえAR/VR市場の予測を見直しました。オンラインでのコミュニケーションやショッピングの需要が高まる一方、デバイスの供給遅延という負の側面も。総合的には、市場への影響をどのように見ているのでしょうか。

コロナウイルスによる5つの変化

レポートでは、コロナウイルス流行がもたらした生活の変化を、具体的に5つに分けています。

外出禁止といったロックダウン政策

人々が直接接触することが避けられるため、オンラインでのコミュニケーションが盛り上がります。リモートワークも同様です。これらは、短期~中期的にはAR/VR需要を押し上げる要因となります。

小売の実店舗閉鎖

実店舗が休業等を迫られています。オンライン販売への移行に伴いAR/VRショッピングのニーズは高まりますが、好影響だけとは言えません。

ネットショッピングの配送における生活必需品優先

eコマースへの需要増はAR/VRにとってポジティブなものです。しかし生活必需品が優先される側面は、それを打ち消すかもしれません。

サプライチェーンの混乱

グローバルでサプライチェーンが寸断される事態が発生しています。AR/VRも他の業界同様その影響を免れる事はできません。

景気後退

世界経済が不景気に進む見通しが濃厚です。これは、AR/VRにとっても最大の危機となり得ます。

これら5つの要素がAR/VR市場にどのようなインパクトを持つか、Digi-Capitalは7つの分野に分けて考察します。

AR/VRハードウェア売上

・ロックダウン
AR/VRデバイスを使ったコミュニケーションが進むためポジティブな影響。

・実店舗閉鎖
デバイスを持たない消費者が、実際に試す機会を失うためネガティブな影響。

・ネットショッピング配送
生活必需品ではないためネガティブな影響。

・サプライチェーン混乱
短期的には既に生産遅延が出ている。ネガティブな影響。

・景気後退
2020年第1四半期で売上落としたデバイスも。今後の状況注視が必要。

→新型コロナウイルスのAR/VRハードウェア売上に対する影響は、短期的にはネガティブ、中期的には中立。

AR/VR広告

・ロックダウン
モバイルコンテンツの視聴が増えるためポジティブな影響。

・実店舗閉鎖
広告予算が減少するためネガティブな影響。

・ネットショッピング配送
広告が減少するためネガティブな影響。

・サプライチェーン混乱
広告が減少するためネガティブな影響。

・景気後退
広告予算が減少するためネガティブな影響。最もインパクトが大きい。

→新型コロナウイルスのAR/VR広告に対する影響は、中長期的にネガティブ。

eコマース売上

・ロックダウン
バーチャルショッピングの需要が高まるためポジティブな影響。

・実店舗閉鎖
バーチャルショッピングの需要が高まるためポジティブな影響。

・ネットショッピング配送
家具等ARショッピングの主要分野は生活必需品でないためネガティブな影響。

・サプライチェーン混乱
商品の品揃えが減少するためネガティブな影響。

・景気後退
消費が停滞するためネガティブな影響。

→新型コロナウイルスのeコマース売上に対する影響は、短期~中期的に中立。

エンタープライズ用途(ハードウェア除く)

・ロックダウン
企業のリモートコラボレーション向け需要が高まるためポジティブな影響。

・実店舗閉鎖
大きな影響なし。

・ネットショッピング配送
必要なツールを入手できなくなるため需要が減少、ネガティブな影響。

・サプライチェーン混乱
必要なツールを入手できなくなるため需要が減少、ネガティブな影響。

・景気後退
ITや喫緊でない技術プロジェクト向け予算が減少するためネガティブな影響。

→新型コロナウイルスのエンタープライズ用途に対する影響は、短期~中期的に中立。

アプリ販売

・ロックダウン
ゲーム中心にアプリの利用やダウンロードが増加するためポジティブな影響。

・実店舗閉鎖
大きな影響なし。

・ネットショッピング配送
大きな影響なし。

・サプライチェーン混乱
ゲームタイトルのリリースが遅れるなど、ネガティブな影響。

・景気後退
中期的にはエンターテインメント分野への支出が減少しそうだが、不透明。

→新型コロナウイルスのアプリ販売に対する影響は、少なくとも次の四半期については中立。

ロケーションベース・エンターテインメント

・ロックダウン
施設の休業が発生するためネガティブな影響。

・実店舗閉鎖
施設の休業が発生するためネガティブな影響。

・ネットショッピング配送
新たなAR/VRハードウェアの入手が遅れるためネガティブな影響。

・サプライチェーン混乱
新たなAR/VRハードウェアの入手が遅れるためネガティブな影響。

・景気後退
利用が減少するためネガティブな影響。

→新型コロナウイルスのロケーションベース・エンターテインメントに対する影響は、2020~2021年にかけネガティブ。長期的に回復を期待する。

動画視聴

・ロックダウン
動画視聴が爆発的に増加しており、VRコンテンツへもポジティブな影響。

・実店舗閉鎖
映画館での視聴は減るが、総合的にはややポジティブな影響。

・ネットショッピング配送
大きな影響なし。

・サプライチェーン混乱
ライブスポーツといったコンテンツ供給が減少、ネガティブな影響。

・景気後退
短期的には大きな影響見えないが、中期的には不明。

→新型コロナウイルスの動画視聴に対する影響は、中立~ややネガティブ。

AR/VR市場予測への影響は?

以上を踏まえ、Digi-Capitalは2020、2021年の年間市場規模を新型肺炎流行前と比較し15~20億ドル程度下方修正しました。引き続き右肩上がりの予測ではありますが、その成長ペースが鈍化するという見方です。

一方長期的には、2024年の市場規模が650億ドルと見込みを維持しています。アクティブ・インストールベースのAR市場規模予測は、依然として2024年に25億件、600億ドル(約6.4兆円)弱という見通しです(2019年は9億件、80億ドル超)。VR市場についても、2024年のアクティブ・インストールベースで1,000~1,500万件、60億ドル(約6.4兆円)に届くと見ています。

このように短期~中期的には新型コロナウイルスによるネガティブな影響を見込みますが、成長予測は崩れていません。そして新型コロナウイルス収束後も、AR/VR技術は継続的に進化し、市場の成長が続くと期待を寄せています。

(参考)Digi-Capital


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