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医療・福祉 2017.03.08

認知症診断にVRを活用 MIT学生チームが開発

高齢者向けのVRアプリケーションを開発するRendeverは、マサチューセッツ工科大学による研究賞「スローン賞」にて25,000ドル(約285万円)の賞金を獲得しました。本アプリは、早期認知症の診断に役に立つとのことです。

VRヘッドマウントディスプレイやタブレットPCを使うことで、利用者たちはVRで一緒に集まり、異国へ旅行したり、試合を見たり、親族の結婚式に参加することが可能になります。

また、思い出を利用した治療法なども存在します。過去の経歴や写真、自分にとって馴染みのあるもの、音楽などを治療と組み合わせには効果があるとのこと。

調査結果によると、Rendeverのアプリケーションはマサチューセッツ州ブルックデルにおける高齢者コミュニティの幸福指数を40%上げました。Rendeverの創業者及びCEOのデニス・ラリー氏によると、現在そのデータをMIT AgeLabと協力して検証しています。

賞金を受けた後、Rendeverは研究や開発を継続し、認知症をVRで早いうちに診断可能とすることを目標としています。同社は現在、認知症である人とそうでない人との表現の研究しています。

福祉分野でのVRの活用に関しては、日本では登嶋健太氏が高齢者のリハビリのモチベーション向上のためにVRを利用している事例があります。
 

(参考)
麻省理工学生团队推出VR应用 可用于老年痴呆症早期诊断
http://hy.87870.com/news/details-19931.html
 

※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。


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