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投資 2019.02.20

施設向けVRゲーム開発 トロントのスタートアップが約150万ドル調達

トロントのスタートアップDark Slopが、150万ドル(約1億7千万円)を資金調達しました。同社は2018年の創立以降、VR体験施設のオープンを目的として活動を続けている企業です。Dark Slopによると、今回調達した資金は、開発中のVRゲーム「Scarygirl Mission Maybee」の開発費に加え、新たなコンテンツの制作やフリーローム(※)技術の改良にも使用されるとのことです。

(※フリーローム:VRで広い範囲を自由に動き回れる仕組み)

VR体験施設1号店で公開予定

「Scarygirl Mission Maybee」はVR体験施設での使用を目的として開発されたマルチプレイヤー型VRゲームです。Dr. Maybeeという悪役から世界を守るため、プレイヤーたちが協力してゲームを進めていくという形で物語が進行します。

「Scarygirl Mission Maybee」のプレイ人数は4~8人です。プレイヤーは162平方メートルのVR体験室で本作をプレイします。専用の改造が施されたOculus RiftとHP製のバックパック型コンピュータがデバイスとして使用されます。

「Scarygirl Mission Maybee」は、2019年2月28日にトロントでオープンするDark SlopのVR体験施設1号店での公開が予定されています。チケットの販売も既に開始されており、大人1人30ドル(約3,300円)で購入可能です。Dark Slopによると本作の1プレイに要する時間は、20~25分とのことです。

CEOのコメント

「Scarygirl Mission Maybee」について、Dark Slopの社長にして共同創業者のCJ Hervey氏は以下のようにコメントしています。

「「Scarygirl Mission Maybee」は、プレイヤーの皆さまにVR/AR体験をマルチプレイヤーの形式で体験してもらうことを目標として開発しました。我々は皆さまに「Scarygirl Mission Maybe」を体験してもらい、マルチプレイヤー型VRゲームのポテンシャルを、その目で確かめて頂きたいと考えています」

(参考)Road to VR

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