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活用事例 2017.01.11

中国にて資金調達を行ったVR企業紹介 第3回

中国のVRメディア「87870.com」では、VRなどの技術を活用する企業を紹介しています。今回は、既に資金調達を行っている「金诺科技」「Oben」「圈圈科技」「Infinity AR」の4社を紹介します。

金诺科技

業種:VRコンテンツ製作

調達金額:680万元(約1億1,000万円)

スポンサー:未発表

会社情報:建築、観光、ポピュラーサイエンスの展示会、工業展示、軍事シミュレーション、文化伝播などの分野におけるVR製品、デジタル製品を開発しています。

評価:デジタルメディア技術の開発と応用に専念し、アニメーション産業の「アイデア+デジタル技術」のモデルを用い、各方面へと営業を行っているため、海外でも一定の知名度を持っています。

Oben

業種:AR写真

調達金額:770万ドル(約9億円)

スポンサー:CrestValue Capital

会社情報:Obenは3D画像技術を利用し、ユーザーが提供した2D写真のもとにした3D画像を作ります。ユーザーはVRで自分や他人の画像をみることができます。

評価:Obenは中国VR産業をリードする会社のひとつとのこと。今回資金を得たのも、スポンサーがObenのソリューションや技術が評価されたことが要因です。

圈圈科技

業種:VRコンテンツ製作

調達金額:未発表

スポンサー:麦腾

会社情報:VRを利用し、ユーザーにソフトウェアやハードウェアをオーダーメイドで提供します。Webプラットフォームで製品展示、研修などを行うこともできるとのこと。

評価:先端技術に依存したインターネットビジネスであり、技術の複雑性を統合する能力が会社にとって大きな課題になるとのこと。

Infinity AR

業種:AR技術

調達金額:1,800万ドル(約21億円)

スポンサー:アリババ、Sun Corporation、Moshe Hogeg

会社情報:Infinity ARは画像を現実に投影するAR技術を持つ会社です。

評価:技術はまだ発展中で、コンシューマ市場に入るのはまだ時間がかかる見込みです。同社はより低コストでしっかりとしたARコンテンツの制作、ARの普及段階でコンテンツを展開できるかもしれないとのこと。

(参考)

【VR融资风向标】第五期—以创新带动行业升级

http://news.87870.com/xinwennr-17850.html

※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。


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