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活用事例 2016.12.21

ソーシャルARやVR内覧 新技術を活用する中国企業紹介

中国のVRメディア「87870.com」では、VRやARなどの技術を活用する企業を紹介しています。今回は、そのうち「MiUsky」と「V視点」の2社を紹介します。

MiUsky社

製品情報: MiUsky社がローンチしたスマホ向けソーシャルアプリ「MiUsky」はARを用い、LBS(location based service)に基づき周囲の人を認識、そして一つのソーシャルARシーンを作り上げます。「MiUsky」により、コミュニケーション相手をひとつのスマホの視線範囲内に収めることができます。そして、アプリ内には交流用のゲームも設けられ、アイスブレイクのように機能することを目的としています。

MiUsky

チーム情報:創始者及びCEO何庆怀氏は初めてIT産業に従事するとのこと。CMOの胡伟基氏は10年間の企業管理経験があります。COO雷彦斌氏は13年にわたるデザイン経験と資源管理経験があります。

所在地:深セン

評価:コミュニケーションアプリ自体はこれまでにもリリースされていますが、MiUsky社はARをセールスポイントとして、ほかのアプリと一線を画そうとしています。しかし、ARをセールスポイントとしたアプリは現状、核心となる技術がなく、コピーしやすいという欠点があり、「MiUsky」も同様の懸念があります。

V視点

製品情報:V視点は主にVRでの部屋内覧の提供に注力しています。300万もの海外の不動産情報を持ちつつ、海外不動産仲介などを行っています。同社は特許技術を用い、2D写真を3Dパノラマ写真に変更し、アプリに集約して利用者に提供。また、内覧に特化するためにVRHMDを改造し、サービスとともに販売を行うとのこと。

V視点

チーム情報:CEO Peter Choi氏は13年の技術開発経験で、HSBC、NEC、商務印書館などに務めていました。営業部長はIsaac Shao氏、元グーグル香港取締役です。プロモーションディレクターはAngel Leung氏、10年のブランド管理経験とプロモーション経験があります。

所在地:深セン

評価:VRを用いた部屋内覧は、国内外において事業者が多くいます。V視点は技術面においては特徴は多くないですが、所有する不動産情報が長所になるかもしれません。

(公式サイト)

MiUsky社

http://www.miusky.com/

V視点社

http://vcdian.net/

(参考)

87看初创 VR社交与看房的两家初创公司

http://news.87870.com/xinwennr-17384.html

※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。


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