中国のシャオミ(Xiaomi)が発売した一体型VRヘッドセット「Mi VR」が爆発的な売れ行きを見せています。公式ウェブサイトでの販売分は、開始からわずか数分で完売したとの報道もありました。
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公式ストアは3分で完売、入荷待ち5万人以上
Mi VRは、Oculusが2018年5月頭に発売した「Oculus Go(オキュラスゴー)」を中国国内向けにしたモデルです。米国の調査会社Greenlightは、発売初日に約3万台のMi VRが売れたと推計しています。
公式ウェブサイトでは発売開始から3分で完売。オンラインストアJD.comで販売したストレージ32GBモデルもおよそ数時間で売り切れたとのこと。
さらにMi VRのウェブサイトでアカウントを登録し、再入荷を待つユーザーは5万人以上にも上るとされています。6月6日時点では32GBモデルで約3万3,000人、64GBモデルで約2万4,000人が入荷待ちの状態です。
中国市場は一体型に馴染みがあることも要因か
Mi VRの価格は32GBモデルが1,500元(約25,000円)、64GBモデルが1,800元(約30,000円)。性能はOculus Goと同等で、コントローラーは回転だけを取得するリモコン型コントローラーです。
Oculus GoはOculusが運営するOcuus Storeに対応する一方で、Mi VRは中国向けの独自のプラットフォーム「Mi VRストア」からコンテンツをダウンロードします。
Greenlightはこの好調な売れ行きに対し、シャオミが「一体型VRヘッドセットをリリースする、最大のコンシューマー向け中国ブランド」である点を指摘。中国市場では既にVive Focus、Picoといった一体型のヘッドセットが発売されており、より一体型VRヘッドセットに馴染みがある点も背景に挙げています。
(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。