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活用事例 2024.11.29

3DCGをUnreal Engine向けに自動変換 ソニーPCL傘下のスタジオブロスが新サービス

株式会社スタジオブロスは、法人向けに「3DCGアセットをゲームエンジン向けデータに自動変換するサービス」の試用提供を開始しました。本サービスは、リアルタイムコンテンツ制作における、リアルタイムアセット不足や技術的な課題を解決し、様々な産業分野でのデジタルコンテンツ制作支援を目的としています。

スタジオブロスが試用提供を開始した新サービスは「Autodesk Maya等で制作された3DCGデータをUnreal Engineで利用可能な形式に自動変換する」というもの。サービス提供対象は法人で、1アカウントあたり最大10アセットファイルまで登録・変換が可能です。

また自社での使用だけでなく、米Epic Games社が提供するデジタルアセットストア「Fab」からアセットデータを公開することで、「Unreal Engine」や「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」でも利用できる、とのこと。

具体的な活用分野は多岐にわたり、ゲームコンテンツ制作、バーチャルプロダクション、テレビ番組、VR/MRコンテンツ、製造業の3Dプロダクトコンフィギュレーター、アパレルや玩具のEコマースなどが想定されています。

スタジオブロスは、Epic Gamesの開発向けゲームエンジン「Unreal Engine(UE4/UE5)」を基盤とした法人向けプロダクトビジュアライゼーションやエンターテインメント映像制作を手がける企業です。2022年4月にソニーPCLグループの一員となりました。Unreal Engineトレーニングセンター、サービスパートナー、Virtual Production Partnerの認定を受けており、リアルタイムCG制作技術において高い専門性を持っています。

本サービスは2024年11月28日から試用提供が開始され、現在は無償で利用できます。スタジオブロスの公式サイトから事前登録が可能で、登録完了後に同社より別途案内がなされるとのことです。

(参考)プレスリリース


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