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投資 2023.06.07

BiPSEEが追加資金調達を実施。うつ病向け「VRデジタル療法」の研究開発加速へ

株式会社BiPSEEは、投資事業を営むBeyond Next VenturesANRIScrum Venturesが参加する2021年のプレシリーズAラウンドに続き、新規投資家として高知銀行グループのオーシャンリースを迎えた資金調達の実施を発表しました。調達資金は、うつ病向け「VRデジタル療法」の研究開発を加速するために使用されます。

うつ病への有用性が期待される「VRデジタル療法」

「VRデジタル療法」はVRとスマートフォンアプリを用いた新たな治療方法で、うつ病を中心とした精神疾患、特に抗うつ薬が奏功しにくいとされる、ネガティブな感情や事柄に対して繰り返し考えてしまう「反すう」傾向が高い患者への有効的な治療として国内外で注目されています。

WHOによるとうつ病は、日本で500万人、世界で3億人が患っているとされ、抗うつ薬のみの治療では不十分なケースも少なくありません。そのため新たな治療方法が模索されており、BiPSEEはその解答を「VRデジタル療法」に見ています。

現在同社は、高知大学と共同で患者を対象とした探索的試験を行い、医学的な有用性を確認しています。この試験の完了後、検証的試験の実施と薬事承認の許可を目指しています。

(参考)プレスリリース


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