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ゲーム・アプリ 2019.05.15

VRリズムゲーム「Beat Saber」ついに正式リリース、価格を改定し公式エディタ実装

2019年5月14日、人気VRリズムゲーム「Beat Saber(ビートセイバー)」のPC版が、2018年のリリース以降継続されていたアーリーアクセス状態を終了し、正式リリースされることが告知されました。本作の開発元Beat Gamesによると、正式リリース日は5月21日を予定しているとのこと。また今回の正式リリースに伴い、PC版「Beat Saber」に、公式のレベルエディター機能が実装されることが発表されました。

今回の正式リリースに合わせて、PC版「Beat Saber」の価格の引き上げが行われます。改定後の販売価格は30ドル(約3,200円)です。

Beat Saberについて

「Beat Saber」は、ライトセーバーのような光る剣を両手に持ち、画面奥から流れてくるキューブを音楽に合わせて斬るVRリズムゲームです。対応VRヘッドセットはHTC VIVE、Oculus Rift、Windows Mixed Realityヘッドセット、PlayStation VR(以下、PSVR)です。

2018年4月の発売以来、リズムに合わせてスタイリッシュに剣を振る爽快感が話題を集め、世界的な大ヒットとなりました。2019年2月までに累計100万本を売り上げています。2019年3月9日には、PSVR向けに日本語版の配信も開始されました。またOculus Questのローンチタイトルとなることも決定しています。「Beat Saber」の販売価格は、Steamが2,050円(2019年5月15日現在)、PSVR版が3,200円です(いずれも税込)。

制作の初期段階から構想されていた

今回実装が決定したエディターには、2D形式のインターフェイスを採用されており、ユーザーが希望する楽曲(手持ちの音楽ファイルも使用可能)でエディットが可能となります。Beat Gamesによると、「Beat Saber」にレベルエディター機能を実装する案は開発の初期段階から計画されていたものの、簡単には実現できなかったとのこと。

2019年5月15日現在、レベルエディター機能の実装が明言されているのはPC版「Beat Saber」のみであり、PSVR版への実装はソニー側の規定により不可能とのこと。Oculus Quest版に関しては現在発表は行われていません。

一連の問題の解決策となるか

「Beat Saber」は、VRゲームの中でもMODコミュニティーが盛んなタイトルの1つです。なかでも特に多くのユーザーが使用しているのが、ゲームに楽曲を追加するMODで、非公式ながら専用のプラグインもリリースされています。

一方で、ゲームの継続的なアップデートにより、あるバージョンで使用可能だったプラグインや楽曲が更新後のバージョンでは使用不能になるといった事態が発生していました。公式レベルエディターでは、先述の通りユーザー所有の音楽ファイルが使用可能とされており、こういった問題の解決策となることが期待されます。

「Beat Saber」に関する記事はこちらから。

(参考)Road to VR

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