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ゲーム・アプリ 2019.03.21

Oculus CTO、「Beat Saber」で世界ランク3位に 意外なその目的

OculusのCTOであるジョン・カーマック氏は、VRリズムゲーム「Beat Saber(ビートセイバー)」のとある楽曲で世界ランク第3位にランクインしたことを明かしました。

その背景には、フェイスブックが2019年春に発売予定の一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」における機能調整に、VRゲーム「Beat Saber」が使用されているためと判明しています。

カーマック氏のツイートで判明

Oculus Questの調整に「Beat Saber」が使用されているという事実は、OculusでCTOを務めるジョン・カーマック氏のツイートから判明しました。カーマック氏によると「ここ数週間を『Beat Saber』を使用した6DoFトラッキングのExtrapolation code(※)の調整に費やした」とのこと。

(※Extrapolation code:デバイスの実際の動きを予測するアルゴリズムに関するコード)

(カーマック氏のツイート。とある楽曲の難易度Expertでの世界ランキング3位にカーマック氏の名前があることからも、「Beat Saber」を相当やり込んだものと思われる)

OculusはUploadVRの取材に対して、カーマック氏の発言が事実であると認めました。これに加え「Beat Saber」を使用したテストには、カーマック氏以外にも多数の開発スタッフが参加しているとコメントしました。

Beat Saberとは

「Beat Saber」は、2018年5月にHTC VIVEやOculus RiftなどPCVRヘッドセット向けに発売された人気のVRリズムゲームです。光る剣を手に持ち、流れてくるキューブをリズムに合わせて切っていく爽快感が人気を集めています。2019年2月には全プラットフォーム合わせて100万本の大台を記録しました。日本では、2019年3月にPlayStation VR(PSVR)版が配信されています。

また2019年3月18日、Oculusの公式ブログで「Beat Saber」がOculus Questのローンチタイトルとして配信されることが告知されました。

(参考)UploadVR


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